保育士の過去問
平成23年(2011年)
小児保健 問74
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問題
保育士試験 平成23年(2011年) 小児保健 問74 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、乳幼児の症状や病気、看護に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A 発熱や下痢の症状があり、さらにおう吐があって水分の摂取ができないときには、脱水症の危険がるので医療機関を受診する。
B けいれんが起こったら、あおむけに寝かせ、唾液やおう吐物が気管に入らないようにする。
C 鼻出血は鼻をつまんで鼻中隔の方向に約15分間圧迫することで止血できる。
D 発熱時は厚着をさせて、十分に保温できるようにする。
E 生後3か月をすぎ、自由に寝返りができるようになると、乳幼児突然死症候群(SIDS)の心配がなくなるといわれている。
A 発熱や下痢の症状があり、さらにおう吐があって水分の摂取ができないときには、脱水症の危険がるので医療機関を受診する。
B けいれんが起こったら、あおむけに寝かせ、唾液やおう吐物が気管に入らないようにする。
C 鼻出血は鼻をつまんで鼻中隔の方向に約15分間圧迫することで止血できる。
D 発熱時は厚着をさせて、十分に保温できるようにする。
E 生後3か月をすぎ、自由に寝返りができるようになると、乳幼児突然死症候群(SIDS)の心配がなくなるといわれている。
- A B
- A C
- A D
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この過去問の解説 (3件)
01
A ○
脱水症状になると、水分がとれず、ぐったりしてきます。
B ×
けいれんが起こったときは、顔を横に向けて誤嚥を防ぎます。あおむけにすると、嘔吐物などで窒息してしまう可能性があります。
C ○
15分たっても止血しない場合は、受診が必要です。
D ×
発熱時は厚着させがちですが、寒気がなければ薄着で熱を放出させたほうが熱が下がりやすくなります。
E ×
乳幼児突然死症候群(SIDS)は、生後2か月~半年での発生が多いものの、生後1歳まで注意が必要です。
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02
A ○
乳幼児は、体の機能が未発達で、
体内の水分量が簡単に変化しやすい
という特徴があります。
発熱や下痢に加えて、おう吐があり、
水分補給ができなくなってしまうと、
体の水分がすぐに減ってしまい、
脱水に傾く危険が高いです。
ですので、このような場合は、
医療機関の受診が望ましいです。
B ×
けいれんを起こしたときは、
唾液やおう吐物を誤嚥するのを
予防しなければなりません。
そのため、あおむけに寝かせるのではなく、
体や顔を横に向くようにします。
C ○
鼻血の出血部位の90%が、
ちょうど小鼻をつまんだあたりに
相当するといわれています。
ですので、鼻血を止めるには、
人差し指と親指で、しっかり小鼻をつまみ、
15分程度圧迫します。
冷たいタオルや保冷剤などで冷やすと
血管が収縮して出血が止まりやすくなります。
D ×
熱が上がりはじめると、悪寒がして体が震えたり、
手足が冷えたりすることがあり、
その場合は、保温に努めます。
しかし、そうでなければ、
薄着にしてからだの熱の発散を促すようにします。
E ×
乳幼児突然死症候群(S I D S)は、
自由に寝返りができるようになる頃から
発症頻度が減少するといわれています。
生後2〜6ヶ月くらいの間に多く、
1歳以上になると、発症することも
少なくなってくるといわれます。
しかし、全くなくなるわけではないので、
1歳くらいまでは注意が必要です。
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03
Bが×…けいれんが起こった場合、あおむけのままでは誤嚥のおそれがあるので、顔を横に向けます。
Dが×…体の中心が熱く、手足が冷たい場合は保温に努めますが、手足も熱くなれば、熱を発散させるように衣類や掛け物は薄めにするようにします。
Eが×…乳幼児突然死症候群(SIDS)は、生後2か月~6か月の死亡が最も多いですが、生後1歳までは注意が必要です。
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