保育士の過去問
平成23年(2011年)
小児保健 問75
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問題
保育士試験 平成23年(2011年) 小児保健 問75 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、わが国の先天異常に関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。
- 生まれつき形態や機能の異常がある先天異常は、現在では、出生児全体の約1%にみられる。
- 形態の異常には、視診でわかる外表奇形と、検査しないとわかりにくい内臓奇形とがある。
- 平成元年以降では、乳児死亡の原因の第一位は先天異常である。
- 先天異常の原因としては、遺伝病、染色体異常、遺伝子の突然変異、子宮内の環境要因などがある。
- 複数の遺伝子と環境要因の相互作用による多因子遺伝病には、成人の生活習慣病に関連した病気も含まれる。
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この過去問の解説 (3件)
01
1が不適切です。
先天異常は、現在、出生児全体の約3~5%にみられるといわれています。
中でも多いのは、染色体異常によるものです(0.7%)。
2~5は、適切な記述です。
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02
1.先天異常を持って生まれてくる赤ちゃんは、
出生児全体の約3〜5%といわれています。
1%ではありません。
2.形態の異常には、
手や足などの目に見えてわかる外表奇形と、
心臓や腎臓などの内臓に生じる内臓奇形とが
あります。
なお、「奇形」という表現は使用しない方向であり、外表奇形は変形、内臓奇形は先天性内臓疾患と
表現されつつあります。
3.平成に入ってからの乳児死亡原因の第1位は、
先天奇形、変形および染色体異常(先天異常)です。
4.先天異常の原因は、遺伝子の異常によるもの、
染色体の異常によるもの、遺伝子の突然変異、
子宮内などの環境などがあります。
5.多因子遺伝病とは、
環境要因と遺伝的要因とがあわさって発症すると
いわれています。
口唇口蓋裂や二分脊椎など、
体の1ヶ所の形に異常が生じる場合のほか、
糖尿病や高血圧などの生活習慣に関連した疾患も
含まれます。
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03
先天異常は、出生児全体の約3~5%にみられます。中でも多いのは、染色体異常によるものです。
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