保育士の過去問
平成23年(2011年)
小児栄養 問79
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問題
保育士試験 平成23年(2011年) 小児栄養 問79 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「日本人の食事摂取基準(2010年版)」に示されている内容に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 脂質の食事摂取基準(目安量)は、1歳以上のすべての年齢区分において、20以上30未満(g/日)である。
B 水溶性ビタミンは、過剰に摂取しても健康被害(過剰症)のリスクはないとされている。そのためすべての水溶性ビタミンにおいて耐容上限量は設定されていない。
C エネルギーの食事摂取基準は「推定平均必要量」として示されている。
D 食物繊維の食事摂取基準は、18歳以上の年齢区分において設定されている。近年の食事傾向を踏まえ、最も目標量が多い年齢区分は18~29歳であり、30歳以降では18~29歳より少ない量が示されている。
A 脂質の食事摂取基準(目安量)は、1歳以上のすべての年齢区分において、20以上30未満(g/日)である。
B 水溶性ビタミンは、過剰に摂取しても健康被害(過剰症)のリスクはないとされている。そのためすべての水溶性ビタミンにおいて耐容上限量は設定されていない。
C エネルギーの食事摂取基準は「推定平均必要量」として示されている。
D 食物繊維の食事摂取基準は、18歳以上の年齢区分において設定されている。近年の食事傾向を踏まえ、最も目標量が多い年齢区分は18~29歳であり、30歳以降では18~29歳より少ない量が示されている。
- A○ B○ C× D○
- A○ B× C○ D○
- A× B○ C○ D×
- A× B○ C× D○
- A× B× C× D×
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この過去問の解説 (3件)
01
A ×
脂質に関しては、単純な摂取量(g)ではなく、総エネルギー量に占める総脂質の割合(%)が目安として示されています。
B ×
水溶性ビタミンの「葉酸」「ナイアシン」「ビタミンB6」に関しては、耐用上限量が設定されています。
C ×
エネルギーの食事摂取基準は、推定エネルギー必要量(Kcal/日)として示されます。
D ×
食物繊維の食事摂取基準は、どの年代も同じ数値で、男性19g/日以上、女性17g/日以上となっています。
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02
正解は5です。
「日本人の食事摂取基準」は5年ごとに改訂され、
現在の最新版は2020年版です。
A ×
脂質の食事摂取基準は、
1日あたりの摂取量ではなく、
総エネルギーに占める割合で示されています。
B×
水溶性ビタミンのうち、
ビタミンB6、ナイアシン、葉酸については、
耐用上限量が定められています。
一般に水溶性ビタミンは過剰に摂取したものは、
体内から排泄されます。
しかし、この3種類については過剰摂取による
健康被害が報告されているため、
耐用上限量が定められています。
C×
エネルギーの食事摂取基準は、
推定平均必要量ではなく、
「推定エネルギー必要量」として
1日あたりの量が示されています。
D×
2010年版日本人の食事摂取基準では、
食物繊維の摂取目標量は18歳以上で設定され、
どの年齢区分においても男性19g /日以上、
女性17g /日以上とされていました。
しかし、2020年版では、
小児期の食習慣が、成人後の健康に
影響するとのことから、
年齢区分3〜5歳以上から目標量が設定されました。
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03
A…脂肪は、目安量(g/日)ではなく、エネルギー比率の目標量で示されます。1~29歳までは20%以上30%未満、30歳以上は20%以上25%未満です。
B…水溶性ビタミンの中でナイアシン、ビタミンB6、葉酸は、耐用上限量が設定されています。
C…推定エネルギー必要量(Kcal/日)として示されます。
D…食物繊維の目標量は、18歳以上で設定されているが、どの年齢区分でも、男性19g/日以上、女性17g/日以上となっています。
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