保育士の過去問
平成23年(2011年)
小児栄養 問93

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 平成23年(2011年) 小児栄養 問93 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、骨格及び骨の疾病に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A たんぱく質は生命の維持に不可欠な栄養素であり、細胞膜、体の骨格、筋肉、皮膚などの組織を構成するとともに、代謝の調節などさまざまな機能を果たしている。
B リンは、骨組織には存在しない。
C クレチン症は、小児期にみられるビタミンDの欠乏症であり、骨が軟らかい、脊椎・四肢などの発育不全、異常な湾曲など、骨の形成異常が主な症状である。
D 成長期には骨量が増加し、ほぼ20歳までにもっとも多い骨量を獲得する。その後、加齢とともに骨量は徐々に減少するので、将来の骨粗鬆症予防のためにも、学童・思春期ではやせの予防とともに、過不足のないカルシウム摂取を心がける。
  • A○  B○  C×  D×
  • A○  B×  C○  D○
  • A○  B×  C×  D○
  • A×  B○  C○  D○
  • A×  B○  C×  D×

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解…「3」
B・リン酸カルシウムは骨組織の重要な構成要素
C・小児期にみられるビタミンDの欠乏症は“くる病”。クレチン症は甲状腺ホルモンの分泌量が不十分となる疾患。

参考になった数6

02

正解は3です。
B. リンは、骨や歯の構成成分になります。
C. クレチン症は、ヨウ素の欠乏が原因の症状です。

参考になった数3

03

正解は3です。

A ○

たんぱく質は、細胞や体を構成するだけでなく、
代謝や生体防御あるいはエネルギーになるなど、
生命維持に欠かせない栄養素のひとつです。


B ×

骨の主成分は、リン酸カルシウムとたんぱく質です。


C ×

クレチン症は、
生まれつき甲状腺の機能が低下し、
甲状腺ホルモンが少なくなる病気です。

ビタミンDが欠乏し、
骨の形成異常を起こす疾患はくる病です。


D ○

骨量は成長とともに増加し、
そのピークは20歳頃といわれます。
学童・思春期にカルシウム摂取に留意し、
骨を丈夫にしておくことが、
高齢期の骨折予防につながっていきます。

参考になった数2