保育士の過去問
平成26年(2014年)
社会福祉 問63
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問題
保育士試験 平成26年(2014年) 社会福祉 問63 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、社会福祉の歴史的変遷における児童家庭福祉に関する記述である。適切な記述を選びなさい。
- 1959(昭和34)年に国際連合総会にて採択された「児童の権利に関する宣言」において、「意見表明権」が明記された。
- 1948(昭和23)年施行の「児童福祉法」において、国の責任による精神薄弱児(現在の知的障害児)の保護が初めて規定された。
- 「児童虐待の防止等に関する法律」において、「児童労働の制限」が日本の法律では初めて明記された。
- 昭和初期になって、社会事業家によるスラム街における託児が日本では初めて行われた。
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この過去問の解説 (3件)
01
「意見表明権」は「児童の権利に関する条約」において明記されています。
児童の権利に関する条約は、1989年の第44回国連総会において採択され、1990年に発効しました。日本は1994年に批准しました。
2 適切
3 不適切
日本国憲法(昭和二十一年)第二十七条では、国民の勤労の権利と義務について述べているが、児童については、「児童は、これを酷使してはならない。」と定められています。また、労働基準法(昭和二十二年)第五十六条では、義務教育年齢を終えるまでの児童を使用することについて、原則として禁止しています。
4 不適切
野口幽香らが東京四谷鮫河橋の貧民街に二葉幼稚園を設立したのは明治33(1900)年でした。
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02
2.正しい。昭和23年の児童福祉法において精神薄弱児の保護が規定されました。昭和24年には身体障害者福祉法が制定されました。
3.誤り。日本では労働基準法や児童福祉法にて児童労働について禁止しています(第34条参照)
4.誤り。スラム街における託児は明治33年スラム街に二葉幼稚園が作られています。
よって選択肢2が正解となります。
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03
国民に、すべての児童が心身共に健やかに生まれ、育成される義務を課しています。
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