保育士の過去問
平成26年(2014年)
保育の心理学 問89

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 保育の心理学 問89 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、ギャング・グループについての記述である。適切な記述を選びなさい。
  • 学童期の中・高学年に形成される凝集性や結束力の高い仲間集団である。
  • 同性同士で主に女児が、自発的に結成するグループである。
  • 仲間だけのルールや特定の表現を用いることで一体感をもつ。
  • 遊び場や遊び方、生活時間等の変化から、最近では見られなくなってきている傾向がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

ギャンググループとは、小学校 3~4年、児童期中期から児童期後期にかけてみられる特徴的な仲間関係のことです。ギャンググループの特徴は、同性の同年齢児で構成され、排他性・閉鎖性が強いといわれています。また同一行動による一体感が重視されること、力関係による役割分化がみられること、グループメンバーと強く結び付くことで親から自立しようとする際に生じる不安を和らげる特徴をもっています。ギャンググループでの活動を通して、適切な自己主張の方法や、ルールを守るなどの、社会生活に必要なさまざまなスキルや知識が習得されるといわれますが、現代では核家族化、少子化が進み、塾や習い事による遊ぶ時間の減少、都市化に伴う遊び空間の喪失、テレビゲームの普及など、子どもを取り巻く環境の変化によって、地域の仲間集団は解体され、ギャンググループは消滅したという見方もあります。

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02

正解は1,3,4です。

仲間集団は、小学4~6年生をギャング、中学生をチャム、高校生をピアと位置づけることができます。

1 〇 適切です。
学童期の中・高学年に形成される凝集性や結束力の高い仲間集団です。

2 × 不適切です。
同性同士で主に女児が形成するではなく、男児もギャング・グループを形成します。

3 〇 適切です。仲間だけのルールや特定の表現を用いることで一体感をもちます。

4 〇 適切です。
遊び場や遊び方、生活時間等の変化から、最近では見られなくなってきている傾向があります。

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03

ギャンググループは男児に多く、不良行為を行うこともある。最近はSNSの普及で構成されやすくなっているので注意が必要である。

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