保育士の過去問
平成26年(2014年)
保育の心理学 問95
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問題
保育士試験 平成26年(2014年) 保育の心理学 問95 (訂正依頼・報告はこちら)
次のA~Cの保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
A 0歳から在所し、2歳10か月になる男児L。保育所では、男児Lに合わせて必要な保育をしてきたが、言葉が極端に少ないこと、1歳下の弟に比べ表情が乏しいことを母親が心配し始めている。
B 下肢麻痺があり歩行が困難な4歳4か月の女児M。この頃、補正靴や頭部保護帽、特製椅子に座るのを嫌がり、「みんなと同じがいい」と言って譲らず、保育所での対応に困っている。
C 年長クラスの男児N。思い通りにならないと暴言や乱暴を繰り返し、活動から外れて保育室から出ていってしまう。一方、家庭では特に困っていることはないと母親は言っている。
【設問】
A~Cの各【事例】への対応として最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
ア 家庭での子どもの様子や療育機関での対応を確認した上で、継続的な協働をはかりつつ、保育所での具体的な対応を行う。
イ 子どもについての懸念を受け止め、相互に理解を深めつつ、家庭における具体的な対応について助言をする。また地域の自治体の健康診査で相談をするように促す。
ウ 園内での共通理解を深め、園内支援のあり方を再検討する。また保護者の子ども理解をはかりつつ、地域の巡回相談を活用したり、教育機関とも協働していく。
【事例】
A 0歳から在所し、2歳10か月になる男児L。保育所では、男児Lに合わせて必要な保育をしてきたが、言葉が極端に少ないこと、1歳下の弟に比べ表情が乏しいことを母親が心配し始めている。
B 下肢麻痺があり歩行が困難な4歳4か月の女児M。この頃、補正靴や頭部保護帽、特製椅子に座るのを嫌がり、「みんなと同じがいい」と言って譲らず、保育所での対応に困っている。
C 年長クラスの男児N。思い通りにならないと暴言や乱暴を繰り返し、活動から外れて保育室から出ていってしまう。一方、家庭では特に困っていることはないと母親は言っている。
【設問】
A~Cの各【事例】への対応として最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
ア 家庭での子どもの様子や療育機関での対応を確認した上で、継続的な協働をはかりつつ、保育所での具体的な対応を行う。
イ 子どもについての懸念を受け止め、相互に理解を深めつつ、家庭における具体的な対応について助言をする。また地域の自治体の健康診査で相談をするように促す。
ウ 園内での共通理解を深め、園内支援のあり方を再検討する。また保護者の子ども理解をはかりつつ、地域の巡回相談を活用したり、教育機関とも協働していく。
- ( A )ア ( B )イ ( C )ウ
- ( A )ア ( B )ウ ( C )イ
- ( A )イ ( B )ア ( C )ウ
- ( A )イ ( B )ウ ( C )ア
- ( A )ウ ( B )ア ( C )イ
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この過去問の解説 (3件)
01
保育所での状況と保護者の認識に注目して事例を読むと、Aでは、保護者が困っています。
Bでは、保育所が対応に困っているが、家庭での状況が不明です。
Cでは、保育所が対応に困っているが、保護者は困っていないといいます。
いずれの場合にも、保育所と保護者が共に子どもの状態を理解し、より適切な対応ができるように協力するためにはどうすればよいかを考えなければなりません。
したがって、 ( A )イ ( B )ア ( C )ウの組み合わせが適切です。
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02
正解は( A )イ ( B )ア ( C )ウです。
A-イ
母親が心配していることから、保護者の気持ちを受け止め、傾聴することが大切です。
B-ア
子どもの発達援助においては、療育などの関係機関との連携が重要です。
C-ウ
子どもに発達上の課題が見られる場合には、巡回相談や小学校などの関係機関との連携を図ります。
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03
こどもの生活で気になることがあるときに大切なのは、判断をすることではなく、
家庭との連絡を密に取り合い、必要であれば他の機関に「相談することを勧める」ことであることを覚えておきましょう。
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