保育士の過去問
平成26年(2014年)
子どもの食と栄養 問125

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 子どもの食と栄養 問125 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、母乳栄養の留意点に関する記述である。適切な記述を選びなさい。
  • 母乳栄養児において、母乳性黄疸がみられる場合がある。
  • 特発性乳児ビタミンK欠乏症(頭蓋内出血)は、ビタミンKの不足によって起こることが知られており、原因として母乳中のビタミンK含量が低いことなどがあげられる。
  • 妊娠・授乳中の喫煙、受動喫煙、飲酒は、胎児や乳児の発育、母乳分泌にも影響を与える。
  • 母親がウイルスによる感染症にかかっている場合、母乳を介して乳児にも感染する可能性がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

1、2、3は基本です。

4→HIV及び成人T細胞白血病ウイルスは母乳を介して赤ちゃんに感染する可能性があるとされています。

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02

1.正しい。母乳性黄疸とは、母乳児において育てられた新生児に見られることがありますが良性の黄疸です。特別な治療は無いそうです。

2.正しい。ビタミンKが欠乏して頭蓋内出血を起こします。現在では、出生後ビタミンKの内服が進められています。頭蓋内の出血の予後は後遺症なし・障害が残る可能性もあるとの報告です。

3.正しい。喫煙・飲酒は低体重児や様々な影響が出てきます。

4.正しい。厚生労働省の報告によると、成人T細胞白血病・リンパ腫で主に母親から子供への母乳を介した母子感染が経路となっています。

よって、全て正しい答えとなります。

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03

正解は1,2,3,4です。

1 〇 適切です。
1 . 母乳栄養児において、母乳性黄疸がみられる場合があります。

体内のビリルビンの量が過剰になると皮膚・目などに沈着して、黄色く見えるようになります。

2 〇 適切です。
特発性乳児ビタミンK欠乏症(頭蓋内出血)は、ビタミンKの不足によって起こることが知られており、原因として母乳中のビタミンK含量が低いことなどがあげられます。

産院や健診等では、ビタミンK製剤(ビタミンK2シロップ剤)の投与が行われます。

3 〇 適切です。
妊娠・授乳中の喫煙、受動喫煙、飲酒は、胎児や乳児の発育、母乳分泌にも影響を与えます。

4 〇 適切です。
母親がウイルスによる感染症にかかっている場合、母乳を介して乳児にも感染する可能性があります。

母乳感染以外にも「胎内感染」「産道感染」があります。

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