保育士の過去問
平成26年(2014年)
子どもの食と栄養 問126

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 子どもの食と栄養 問126 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、乳児期の消化に関する記述である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

唾液中に含まれる唾液アミラーゼ(プチアリン)は、( A )を( B )や( C )などに分解する酵素である。出生直後は唾液の分泌も少なく、酵素活性も低い。また膵液中の膵アミラーゼの活性も、出生時は低いが、その後次第に上昇するので、( A )を与えるのは離乳開始頃からが適切である。
小腸粘膜の消化酵素であるラクターゼは、乳糖を( D )と( E )に分解する酵素である。消化された乳糖は、乳児のエネルギー源などに利用される。

【語群】
ア  たんぱく質
イ  脂質
ウ  でんぷん
エ  グリセリン
オ  脂肪酸
カ  デキストリン
キ  ペプチド
ク  アミノ酸
ケ  ショ糖
コ  麦芽糖
サ  ブドウ糖(グルコース)
シ  ガラクトース
ス  果糖
  • ( A )ア  ( B )エ  ( C )オ  ( D )コ  ( E )サ
  • ( A )ア  ( B )キ  ( C )ク  ( D )ケ  ( E )コ
  • ( A )イ  ( B )エ  ( C )オ  ( D )サ  ( E )ス
  • ( A )ウ  ( B )カ  ( C )コ  ( D )サ  ( E )シ
  • ( A )ウ  ( B )ケ  ( C )コ  ( D )シ  ( E )ス

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この過去問の解説 (3件)

01

小児栄養はとにかく覚える栄養素が細かくあり、一苦労される科目だと思います。
グルコース=ブドウ糖、マルトース=麦芽糖などもあるので大変かと思いますが、過去問題を参考にしながら出題ポイントを押さえて確認していきましょう。

アミラーゼは、膵液や唾液に含まれる消化酵素です。
でんぷんの中のアミロースやアミロペクチンを単糖類であるマルトースやオリゴ糖に変換する酵素群です。
ラクターゼは、小腸の腸絨毛に多く存在します。ガラクトースとグルコースに加水分解するグリコシドヒドロラーです。

以上により、A(でんぷん)B(デキストリン)C(麦芽糖)D(ブドウ糖)E(ガラクトース)となり、選択肢4が正解となります。

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02

アミラーゼとでんぷんはセットで覚えておきましょう。

口での消化、胃での消化、小腸での消化を区別して覚えておくとよいです。

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03

正解は4です。

唾液中に含まれる唾液アミラーゼ(プチアリン)は、( A でんぷん )を( B デキストリン )や( C 麦芽糖 )などに分解する酵素です。

出生直後は唾液の分泌も少なく、酵素活性も低いです。
また膵液中の膵アミラーゼの活性も、出生時は低いが、その後次第に上昇するので、( A でんぷん )を与えるのは離乳開始頃からが適切です。

小腸粘膜の消化酵素であるラクターゼは、乳糖を( D ブドウ糖(グルコース) )と( E ガラクトース )に分解する酵素です。
消化された乳糖は、乳児のエネルギー源などに利用されます。

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