保育士の過去問
平成26年(2014年)
保育実習理論 問146

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 保育実習理論 問146 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の色の対比に関する事例と、【Ⅱ群】の語句を結びつけた場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  青緑色の背景の舞台に飾った、赤いチューリップがとても目立った。
B  展覧会のポスターで、黒い画用紙と白い画用紙に同じ色のグレーの絵の具で文字を書いたときに、黒の画用紙のグレーの方が明るく見えた。
C  黄色いレモンを緑の青菜の上に置いたら、レモンが少し赤みがかって見えた。
D  ピンク色のイチゴムースの上にある赤いイチゴがとても鮮やかに感じた。

【Ⅱ群】
ア  明度対比
イ  彩度対比
ウ  色相対比
エ  補色対比
  • ( A )ア  ( B )イ  ( C )ウ  ( D )エ
  • ( A )イ  ( B )ア  ( C )エ  ( D )ウ
  • ( A )イ  ( B )ウ  ( C )エ  ( D )ア
  • ( A )エ  ( B )ア  ( C )ウ  ( D )イ
  • ( A )エ  ( B )ウ  ( C )イ  ( D )ア

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この過去問の解説 (3件)

01

明度対比→周りの色の明るさ、暗さによって見え方が変わる現象

彩度対比→鮮やかな色が周りの色によってより鮮やかに見える現象

色相対比→周囲の色の影響を受けて色が少し変わって見える現象

補色対比→お互いの色みを強調し合い、鮮やかさが強調して見えること

参考になった数21

02

この設問のような色に関する問題も多く出題されていますので、まず用語の意味を確認しましょう。

明度対比:明度は明るさの度合いの事です。
無彩色(白黒グレーなど)は明度だけあり、最も明度が低いのが黒、高いのが白となっています。
背景の明度により文字などが明るく見えたり暗く見えたりすることです。
背景が黒で文字がグレーという場合、背景の明度は低いが文字の明度は高く見えます。
反対に背景が白で文字がグレーという場合は、背景の明度は高いが文字の明度は低く見えます。

彩度対比:彩度は色の鮮やかさの事です。色々な表現の仕方があり、色の鈍さ、色の強弱と表現している人もいます。
背景の彩度が高いと近くにあるものの彩度は低く見えます。逆に、背景の彩度が低くなっていると近くにあるものの彩度は高くなって見えます。

色相対比:色が他の色の影響を受けることにより、本来の色とは少し異なる色に見えることです。
例えば、同じ橙でも背景の色によっては赤みの橙や黄色みの橙に近い色に見えることがあります。

補色対比:色相環は非常に大切な用語で、「赤・橙・黄色・黄緑・緑・青緑・青・青紫・紫・赤紫」の順で円状に並んでいます。
まずは、自分で色鉛筆などで色を塗って覚えてみてください。この円状に並べた色の反対側の色を補色と言います。反対色と言う事もあります。
赤と青緑、黄色と青緑、橙と青、緑と赤紫などです。

以上により、選択肢4が正解となります。

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03

A→補色対比です。
補色関係の色を並べると、お互いの色が最も強調されて見えます。

B→明度対比です。
明度の違う二色を配置すると、明るい方の色はより明るく、暗い方の色はより暗く見えます。

C→色相対比です。
色相の違う二色を並べると、それぞれの色相が色相上で遠ざかるようにずれて見えます。

D→彩度対比です。
彩度の違う二色を並べると、鮮やかな方はより鮮やかに、濁った方はより濁って見えます。

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