保育士の過去問
平成27年(2015年)
保育原理 問20

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問題

保育士試験 平成27年(2015年) 保育原理 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

次の保育所での事例を読んで、設問に答えなさい。

【事例】
Pちゃん(1歳7か月)が、夜泣きをするので、とても疲れてもう子育てができないと、母親が連絡帳に書いてきた。

【設問】
保育所の対応として、「保育所保育指針」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  保育所の看護師がPちゃんの母親を呼んで、助言する。
B  保護者同士で共感し合える機会を作る。
C  母親の話を聞く機会を作る。
D  Pちゃんの母親の問題なので、保育所としては特に対応しない。
  • (A)○   (B)○   (C)○   (D)×
  • (A)○   (B)○   (C)×   (D)○
  • (A)○   (B)×   (C)○   (D)×
  • (A)×   (B)○   (C)○   (D)○
  • (A)×   (B)○   (C)○   (D)×

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この過去問の解説 (3件)

01

A→誤りです。
医療的なアドバイスを求めているわけではありません。
まずは保育士が母親に寄り添って話を聴くことから始めましょう。

B→正しいです。
ただし、共感する機会を作る際には、プライバシーを保護する観点も忘れてはいけません。

C→正しいです。
連絡帳でのやり取りも大切ですが、直接顔を見て話すことで気付いてあげられることも多いです。

D→誤りです。
保育士は、児童だけでなく保護者に対する保育に関する指導も行うことが、児童福祉法で述べられています。

保護者支援に関する事例問題は頻出です。
数をこなすことでパターンをつかみましょう。

参考になった数8

02

保育所保育指針解説書の保育指導では、「保護者への支援の基本となる保育士の専門的業務が、保育指導です。これは、児童福祉法に定められた保育士の重要な業務です。保育指導業務はこれまでも保育所において実施されてきましたが、保育士の業務として法定化されたことにより、その知識・技術やそれを提供するための倫理的事項について、 今後、より明確化、体系化することが必要と考えられます。」とあります。
Aは×となります。
B.正しい
C.正しい
保育所保育指針では、保護者に対する個別支援を定めています。同解説書では、「保育所において個別的な支援を行う場合は、必要に応じて他の機関と連携するとともに、作成された援助計画や記録を活用するなど、 組織として子どもや家族を援助する体制づくりが重要となります。また、主たる援助者となる保育士を、施設長、主任、他の保育士等が役割分担を行いながら支えます。」 とあります。よってDは×となります。
正解は、5です。

参考になった数6

03

保育所として関与しないことは論外。看護士など担任以外の職員だとかまえてしまいます。同じ目線にたてる保護者や、保育士がきちんと話す機会を保障します。

参考になった数3