保育士の過去問
平成27年(2015年)
教育原理 問26

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問題

保育士試験 平成27年(2015年) 教育原理 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  伊勢国松坂に鈴屋という書斎をもった。日本の古典研究を通して「もののあはれ」を知ることが重要であると考えた。その共感的な態度のもと、「まづかの学のしなじなは、他よりしひて、それをとはいひがたし、大抵みづから思ひよれる方にまかすべき也」と、学ぶ者の主体性を大事にした。
B  豊後国日田に咸宜園という私塾を開いた。「三奪の法」により、入塾生の年齢、入塾前の修学歴、身分(家柄)の三つを無視し、本人の入塾後の学問への努力に基づく達成度、実力を重視した。「鋭きも鈍きも共に捨てがたし 錐と槌とに使い分けなば」とよみ、門人一人一人の持ち味を尊重しようとした。

【Ⅱ群】
ア  荻生徂徠
イ  本居宣長
ウ  広瀬淡窓
  • (A)ア   (B)イ
  • (A)ア   (B)ウ
  • (A)イ   (B)ア
  • (A)イ   (B)ウ
  • (A)ウ   (B)ア

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この過去問の解説 (3件)

01

記述と人物を結びつける問題はキーワードを探して考えましょう。

ア「荻生徂徠(おぎゅう そらい)」
古文辞学・明律国字解

イ「本居宣長(もとおり のりなが)」
もののあわれ・古事記伝

ウ「広瀬淡窓(ひろせ たんそう)」
咸宜園・三奪の法
※適塾の「緒方洪庵(おがた こうあん)」と松下村塾の「吉田松陰(よしだ しょういん)」と私塾は3人セットでおぼえましょう。

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02

もののあはれ=本居宣長。
三奪の方法=広瀬淡窓。

参考になった数51

03

本居宣長は、源氏物語のなかに書かれている「もののあわれ」を見出し提唱しました。「もののあわれ」とは、日本古来から伝わる情緒的な感覚・感動の世界です。よってAはイです。
豊後国日田(大分県日田市)に咸宜園を開いたのは、儒学者であった広瀬淡窓です。よってBはウです。正解は、4となります。

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