保育士の過去問
平成27年(2015年)
社会的養護 問33

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問題

保育士試験 平成27年(2015年) 社会的養護 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、児童養護施設における養育・支援の基本的な考え方に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  職員は、高い専門性に基づく深い洞察力をもって子どもを理解し、受容的・支持的な態度で寄り添い、子どもの課題把握に努める。
B  職員は、子どもが基本的な信頼感を獲得できるような良好な人間関係を築くために、子どもと個別的にふれあう時間を確保する。
C  職員は、過干渉にならずに子どもの力を信じて見守る姿勢を示すことで、子どもが自ら判断し行動することを保障する。
D  職員は、施設生活・社会生活における守るべきルール、「しなければならないこと」と「してはいけないこと」を教えるために、子どもに責任を取らせる、体罰を与える等の指導を行うことが認められている。

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この過去問の解説 (3件)

01

A.正しい
B.正しい
C.正しい
D.×
厚生労働省が作成した児童養護施設ハンドブックには、「いかなる場合においても体罰や子どもの人格を辱めるような行為を行わないよう徹底する。就業規則等の規程に体罰等の 禁止を明記する。子どもや保護者に対して、体罰等の禁止を周知する。体罰等の起こりやすい状況や場面について、研修や話し合いを行い、体罰等を伴わない援助技術を職員に習得させる。」とあります。 よってDは×となります

組み合わせより正解は、1となります。

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02

正解は1です。Aから順に説明します。

A・B・C 適切です。
 児童養護施設に入所する児童の理由(厚生労働省の調査・平成30年2月1日現在)は、3割は何らかの障害を持ち、6割強は非虐待児と言われています。数字はここ数年変わりわりません。
 A・B・Cの説明は、そのような心身に障害を持つ、もしくは虐待された経験を持つ児童達に対しての施設職員の対応を適切に説明しています。
 加えてCは、いずれ施設を退所する子ども達の未来を想定し、自立して生きていけるような関わり方を説明しています。

D 不適切です。
 体罰は、親であっても施設職員であっても禁止行為に当たります。法的に定められ施行されたのは、2020年4月です。
 児童虐待防止法、児童福祉法の内容に体罰禁止などの項目を加え、日本は世界で59番目に法令により体罰を禁止にしました。

 よって、正解は1となります。

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03

いかなる場合でも、体罰は許されていません。

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