保育士の過去問
平成27年(2015年)
社会的養護 問34
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問題
保育士試験 平成27年(2015年) 社会的養護 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、児童養護施設における子どもの権利擁護に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 子どもを尊重した養育・支援の基本姿勢について施設内で共通の理解を持つための取り組みとして、施設長や職員が子どもの権利擁護に関する施設内外の研修に参加し、人権感覚を磨くことで、施設全体が権利擁護の姿勢を持つ。
B 社会的養護が子どもの最善の利益を目指して行われることを職員が共通して理解し、人権に配慮した日々の養育・支援を実践するために、職員は自分の倫理観、人間性並びに職員としての職務及び責任の理解と自覚を持つことが重要である。
C 子どもの意向を把握する具体的な仕組みとして、子どもの意向調査、個別の聴取等を行うとともに、自分の意向を正しく表現して伝えられない子どもについては、日常的な会話の中で発せられる子どもの意向をくみ取り、養育・支援の内容の改善に向けた取り組みを行う。
D 子どもが権利について正しく理解できるよう、権利ノートやそれに代わる資料を使用して施設生活の中で守られる権利について随時わかりやすく説明する。また、子どもの状況に応じて、権利と義務・責任について理解できるように説明する。
A 子どもを尊重した養育・支援の基本姿勢について施設内で共通の理解を持つための取り組みとして、施設長や職員が子どもの権利擁護に関する施設内外の研修に参加し、人権感覚を磨くことで、施設全体が権利擁護の姿勢を持つ。
B 社会的養護が子どもの最善の利益を目指して行われることを職員が共通して理解し、人権に配慮した日々の養育・支援を実践するために、職員は自分の倫理観、人間性並びに職員としての職務及び責任の理解と自覚を持つことが重要である。
C 子どもの意向を把握する具体的な仕組みとして、子どもの意向調査、個別の聴取等を行うとともに、自分の意向を正しく表現して伝えられない子どもについては、日常的な会話の中で発せられる子どもの意向をくみ取り、養育・支援の内容の改善に向けた取り組みを行う。
D 子どもが権利について正しく理解できるよう、権利ノートやそれに代わる資料を使用して施設生活の中で守られる権利について随時わかりやすく説明する。また、子どもの状況に応じて、権利と義務・責任について理解できるように説明する。
- (A)○ (B)○ (C)○ (D)○
- (A)○ (B)○ (C)× (D)×
- (A)○ (B)× (C)○ (D)×
- (A)× (B)○ (C)× (D)×
- (A)× (B)× (C)○ (D)○
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この過去問の解説 (3件)
01
A・B・C・D全て適切です。説明します。
児童養護施設の養護権利の内容は、児童養護施設運営指針(厚生労働省雇用均等・児童家庭局長通知)第Ⅱ部各論 4 権利擁護の欄に明記してあります。
児童養護施設に入所する子ども達の多くは、心に傷を抱えていたり、周囲の大人達に対する信頼を失っていたりします。その様な子ども達にとって、生活の場となる施設は、暖かな居場所でなくてはなりません。そのための施設職員の在り方を述べています。
こどもの権利ノートとは、1995年、大阪府の施設から始まりました。現在では全国の児童養護施設に設置されています。
施設で生活するこども達を対象に、子ども達一人一人は大切な存在であること、守られ、意見を尊重されることなどを明記してある小冊子です。
HPで近江学園や、岩手県等、各施設での子どもの権利ノートの閲覧をされると分かりやすいと思います。参考になさって下さい。
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