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保育士の過去問 平成27年(2015年) 社会的養護 問35

問題

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次の文は、ソーシャルワークの援助の考え方に基づく知的障害児入所施設における養護に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  保育士は、それぞれの障害の状況や行動を含めた日常生活能力の現状を、あるがままに受け止めて養護を行う。
B  保育士は、障害の状況や行動を把握し、訓練による改善を最優先の課題として、積極的な指導を実施する。
C  保育士は、それぞれの個性を尊重し、共感しながら、彼らの代弁者になるように努める。
D  保育士は、子どもの行動や態度を保育士自身の価値観で否定したり批判したりしない。
   1 .
(A)○   (B)○   (C)○   (D)×
   2 .
(A)○   (B)○   (C)×   (D)○
   3 .
(A)○   (B)×   (C)○   (D)○
   4 .
(A)×   (B)○   (C)○   (D)○
   5 .
(A)×   (B)×   (C)×   (D)○
( 保育士試験 平成27年(2015年) 社会的養護 問35 )
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この過去問の解説 (3件)

21
正解は3です。まず、ソーシャルワークについて簡単に説明します。

 ソーシャルワークとは、課題や問題を抱える対象者と、それらを解決するために必要な社会資源との調整をし、対象者の自己決定を尊重しながら、自立・自己実現の達成に向けて必要な支援や見守りを行う理論です。
 対象者への介入は最小限にし、対象者自身の問題解決能力を引き出しながら解決の過程や結果を見守ります。これをふまえ、Aからみていきます。

A 適切です。
 対象者の現状をあるがままに受け止めて、信頼関係を築きながら擁護を行います。

B  不適切です。
 必ずしも訓練による改善を最優先の課題とはしません。対象者の状況や行動を把握しながら、問題解決に向けて経過観察、評価を行い、調整をして、見守っていきます。

C 適切です。
 平成30年 全国知的障害児入所施設 実態調査報告(公益財団法人日本知的障害者福祉協会 児童発達支援部会)を参考にしますと、入所理由に、保護者の養育能力不足45.6%、虐待・養育拒否31.4%、とあります。この数字はここ数年変わりありません。
 保育士は、それぞれの障害の状態を把握し、個々の家庭状況を慮り、寄り添いながら、彼らの代弁者として擁護、支援をしていく必要性を説いています。

D 適切です。
 人は誰しも価値観の相違はあります。しかし、否定や批判は、対象者との信頼関係を築くのに不要なものです。ソーシャルワークの援助の考えに基づく擁護をするには、まず信頼関係の構築から始まります。
 保育士は、問題解決に向けて広い視点を持ちながら各関係者と協力して擁護をしていく事を求められます。

よって、正解は3となります。

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17
訓練だけを重視しないこと。人間として生きる補助役としてふさわしい行為を行います。

8
A.正しい
B.訓練による改善も必要であるが、最優先事項ではありません。Bは×となります。
C.正しい
D.正しい
組み合わせより、3が正解となります

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