保育士の過去問
平成27年(2015年)
社会的養護 問40
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問題
保育士試験 平成27年(2015年) 社会的養護 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、里親に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「専門里親」の委託対象児童は、被虐待児、非行児、障害児等の要保護児童である。
B 「養育里親」の委託期間は、原則として児童が18歳に達するまでであれば制限はない。
C 「親族里親」は、必要に応じて研修を受講する。
D 「養子縁組を希望する里親」は、資格要件に経済的困窮に関する規定はない。
A 「専門里親」の委託対象児童は、被虐待児、非行児、障害児等の要保護児童である。
B 「養育里親」の委託期間は、原則として児童が18歳に達するまでであれば制限はない。
C 「親族里親」は、必要に応じて研修を受講する。
D 「養子縁組を希望する里親」は、資格要件に経済的困窮に関する規定はない。
- (A)○ (B)○ (C)○ (D)×
- (A)○ (B)× (C)○ (D)○
- (A)○ (B)× (C)× (D)×
- (A)× (B)○ (C)○ (D)○
- (A)× (B)○ (C)× (D)×
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この過去問の解説 (3件)
01
A 適切です。
必要な認定要件は、養育里親として3年以上の養育経験、又は3年以上児童福祉事業に従事、又は都道府県知事に認められた者などです。
より専門的なケアと、深い愛情で養育に専念できる里親を求めています。
B 適切です。
原則として、満18才になり自立能力を認められると委託措置の解除となります。しかし、現在は20歳までの措置延長制度もあります。(児童養護施設等及び里親等の措置延長等について 平成23年12月通知)
C 適切です。
研修は、養育里親、専門里親、並びに養子縁組里親に必須要件としてあります。親族里親には研修の要件は含まれていません。
親族の定義として、民法730条に「直系血族及び同居の親族は、互いに扶け(たすけ)あわなければならない」更に民法877条第1項には「直系血族等には、子どもを扶養する義務がある」とも明記されています。
この考えから、親族の里親研修は必須にされていないものの、委託される児童の状態などにより、必要に応じて受講することとされています。(「里親委託ガイドライン」参照)
D 不適切です。
養育は、生活費、教育費、医療費など、経済的な負担を担う事になります。里親であっても、養子縁組を希望する場合であっても、経済的に安定している者を求めます。
よって、正解は1となります。
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02
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03
B.正しい
C.正しい
D.厚生労働省の里親制度運営要綱には、「経済的に困窮していないこと(要保護児童の親族である場合を除く)」も養子縁組を希望する里親が満たすべき要件となっています。
よって組み合わせより1が正解となります。
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