保育士の過去問
平成27年(2015年)
児童家庭福祉 問52
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問題
保育士試験 平成27年(2015年) 児童家庭福祉 問52 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「児童福祉法」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「児童」を18 歳以下と規定しているため、児童とは18 歳が終わるまでの年齢を対象としている。
B 「乳児」を「出生後28 日を経過しない者」と規定している。
C 「少年」を「小学校就学の始期から、義務教育終了までの者」と規定している。
D 「保護者」を「未成年後見人を除いた親権を行う者であり、児童を現に監護する者」と規定している。
A 「児童」を18 歳以下と規定しているため、児童とは18 歳が終わるまでの年齢を対象としている。
B 「乳児」を「出生後28 日を経過しない者」と規定している。
C 「少年」を「小学校就学の始期から、義務教育終了までの者」と規定している。
D 「保護者」を「未成年後見人を除いた親権を行う者であり、児童を現に監護する者」と規定している。
- (A)○ (B)○ (C)○ (D)×
- (A)○ (B)× (C)× (D)○
- (A)× (B)○ (C)○ (D)○
- (A)× (B)× (C)× (D)○
- (A)× (B)× (C)× (D)×
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この過去問の解説 (3件)
01
Bは、「乳児」は「満1歳に満たない者」を指すので不適切です。
Cは、「少年」は、「小学校就学の始期から、満十八歳に達するまでの者」を指すので義務教育以上の年齢に該当するので不適切といえます。
Dは、児童福祉法第6条において、「保護者」とは、「親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護する者をいう。」と定義されているので、未成年後見人も含まれるため不適切といえます。
このことから、解答は5が正解の組み合わせといえます。
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02
「児童福祉法」に基づいて解説します。
A、×
児童は「18歳未満の者」と規定されています。
B、×
乳児は「1才未満の者」と規定されています。
C、×
少年は「小学校就学の始期から18歳に達するまでの者」と規定されています。
D、×
保護者とは「親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護する者」と規定されています。
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03
児童福祉法の「児童」は「18歳未満」としています。
正しい記述文は、児童とは、17歳が終わるまでの年齢を対象としている、となります。
B 不適切です。
児童福祉法の「乳児」は、「満一歳に満たない者」としています。
記述文の説明は、新生児を指します。新生児は法律で定められていません。
C 不適切です。
児童福祉法の「少年」は、「小学校就学の始期から、18歳に達するまでの者」としています。
記述文の年齢区分は、どの法律にも規定されていません。(日本国憲法においては、普通教育(義務教育を指す)を受けさせる義務、とあります。少年とは提示していません)
D 不適切です。
児童福祉法の「保護者」は、「未成年後見人を含み、親権を行う者、児童を現に監護する者」としています。
未成年後見人とは、未成年者の法廷代理人となる者です。未成年者は単独で法律行為(財産管理や契約の締結等)を行えません。本来その代理を務めるのは、親権者である保護者(両親)です。親権者の喪失により、親族に育てられている状況であっても、親族は申し立てをしない限り未成年後見人になり得ません。そこで、未成年後見人の申し立てをします。
未成年後見人は、親権者と同様の責務を果たす役割を持ちますので、保護者の区分に入ります。
よって、正解は5となります。
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