保育士の過去問
平成27年(2015年)
保育の心理学 問81

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問題

保育士試験 平成27年(2015年) 保育の心理学 問81 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、子ども観に関する記述である。(A)~(D)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

子ども観とは、子どもをどのように理解し、どのような存在とみるか、という基本的考え方、および態度をさす。子どもの最善の利益を図る大人の義務を強調する(A)存在としての子ども観もあれば、大人が子どもの理解能力を考慮して関わらなくてはならないとする(B)存在としての子ども観もある。保育においては、子どもを前者のように(C)存在であると同時に、後者のように(D)存在であると捉えていくことが必要である。

【語群】
ア  生かされる
イ  保護を受ける
ウ  権利を行使する
エ  要求を実現する
オ  育つ
カ  育てられる
  • (A)ア   (B)エ   (C)オ   (D)カ
  • (A)ア   (B)エ   (C)カ   (D)オ
  • (A)イ   (B)ウ   (C)オ   (D)カ
  • (A)イ   (B)ウ   (C)カ   (D)オ
  • (A)イ   (B)エ   (C)オ   (D)カ

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この過去問の解説 (4件)

01

子どもは中世以前はおとなの未熟な姿に過ぎず、労働力としてなどとして捉えられていました。初めて、子ども観について定義したのはルソーとされています。

子どもの人権や成長の過程で特別な保護や配慮が必要な子どもならではの権利などが保障されたのが、1989年に採択された子どもの権利条約です。この条約で、子どもの生存、発達、保護、参加という包括的な権利を実現・確保するために必要となる具体的な事項を規定しています。

このことから、「保護を受け、育てられる」子ども観と同時に「おとな同様ひとりの人間としての人権などの権利を行使する主体であり、育つ」存在であるということが言えます。これにより、4が正解です。

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02

解答は4です。

 穴埋めをすると以下のようになります。

子ども観とは、子どもをどのように理解し、どのような存在とみるか、という基本的考え方、および態度をさす。子どもの最善の利益を図る大人の義務を強調する(A、イ 保護を受ける)存在としての子ども観もあれば、大人が子どもの理解能力を考慮して関わらなくてはならないとする(B、ウ 権利を行使する)存在としての子ども観もある。保育においては、子どもを前者のように(C、カ 育てられる)存在であると同時に、後者のように(D、オ 育つ)存在であると捉えていくことが必要である。

 最初にこども観について提唱したのはルソーです。
 ルソーも説いたように、「子どもをありのままに見る」という観点が大切です。 

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03

正解は、「4 .(A)イ (B)ウ (C)カ (D)オ」です。

子ども観とは、子どもをどのように理解し、どのような存在とみるか、という基本的考え方、および態度をさす。子どもの最善の利益を図る大人の義務を強調する(A保護を受ける)存在としての子ども観もあれば、大人が子どもの理解能力を考慮して関わらなくてはならないとする(B権利を行使する)存在としての子ども観もある。保育においては、子どもを前者のように(C育てられる)存在であると同時に、後者のように(D育つ)存在であると捉えていくことが必要である。


子どもの概念を始めに提唱したのは、ルソーです。
ルソーの著書として知られている「エミール」は、架空の少年エミールが成長していく過程を記したものになります。

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04

正解は4です。
以下が正しい文章です。

子ども観とは、子どもをどのように理解し、どのような存在とみるか、という基本的考え方、および態度をさす。子どもの最善の利益を図る大人の義務を強調する(A保護を受ける)存在としての子ども観もあれば、大人が子どもの理解能力を考慮して関わらなくてはならないとする(B権利を行使する)存在としての子ども観もある。保育においては、子どもを前者のように(C育てられる)存在であると同時に、後者のように(D育つ)存在であると捉えていくことが必要である。

上記のことを最初に提唱したのが、『エミール』の著者として知られる「ルソー」です。

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