保育士の過去問
平成27年(2015年)
保育の心理学 問86
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問題
保育士試験 平成27年(2015年) 保育の心理学 問86 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、幼児期の子ども同士で生じる「いざこざ」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A いざこざの原因には、たたく、ける、ひっぱるといった行為、取り合い、ルール違反、イメージのずれ、不快な言葉などがある。
B いざこざの原因には、年齢によって明らかな違いがみられ、低年齢のいざこざの原因は、高年齢の子どもにはみられない。
C いざこざに気づいた時には、どのような場合でも保育士はすぐに仲裁しなければならない。
D いざこざの解決には年齢差がみられ、高年齢になると子ども同士での解決もできるようになる。
A いざこざの原因には、たたく、ける、ひっぱるといった行為、取り合い、ルール違反、イメージのずれ、不快な言葉などがある。
B いざこざの原因には、年齢によって明らかな違いがみられ、低年齢のいざこざの原因は、高年齢の子どもにはみられない。
C いざこざに気づいた時には、どのような場合でも保育士はすぐに仲裁しなければならない。
D いざこざの解決には年齢差がみられ、高年齢になると子ども同士での解決もできるようになる。
- (A)○ (B)○ (C)○ (D)×
- (A)○ (B)○ (C)× (D)○
- (A)○ (B)× (C)× (D)○
- (A)× (B)× (C)○ (D)×
- (A)× (B)× (C)× (D)○
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この過去問の解説 (4件)
01
Aは幼児同士のいざこざは、押したりたたくなどの身体的なものや、おもちゃなどの取り合い、順番に遊べないなどのルール違反、遊び方などのイメージのずれ、言われて嫌な言葉や汚い言葉を言うなど多様な原因で起こります。そのため○です。
Bは、低年齢のいざこざと高年齢のいざこざでは多少変化があったり複雑化する側面もありますが、低年齢で起こるトラブルは高年齢でも引き続き起こることはあるため×です。
Cは、保育士はすぐに仲裁に入るのではなく状況を見守り、子ども同士で解決した方が良いか仲裁に入るべきか見極め状況に合わせて動いていくことが大切です。
Dは、保育所保育指針にも3歳以上の子どもについて「友達と様々な体験を重ねる中で、してよいことや悪いことが分かり、自分の行動を振り返ったり、友達の気持ちに共感したりし、相手の立場に立って行動するようになる。また、きまりを守る必要性が分かり、自分の気持ちを調整し、友達と折り合いを付けながら、きまりをつくったり、守ったりするようになる。」との記述があり子ども同士で話し合ったり解決できるようになるため○です。
このことから、(A)○ (B)× (C)× (D)○が正解です。
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02
解答は(A)○ (B)× (C)× (D)○です。
A、◯
子ども同士の間で生じるいざこざの原因は実に様々です。
問題文に挙げられているようなものはもちろん、大人にとってはいざこざの原因にならないようなことまで原因となることもあります。
B、×
年齢によって子ども同士の関わり方にも変化があるためその原因にも変化が生じます。
ただし、低年齢児同士のいざこざの原因が高年齢児に見られないということはありません。
C、×
いざこざが生じている子どもの年齢やその原因によって、保育士が仲裁するかどうかを見極めます。
必ずしも仲裁に入るわけではありません。
D、◯
子ども同士での解決が可能であると判断した場合にはあえて保育士が間に入らず見守るということもあります。
子ども同士での解決を経験させることで子どもの成長にもつながります。
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03
正解は、「(A)○ (B)× (C)× (D)○」です。
A いざこざの原因には、たたく、ける、ひっぱるといった行為、取り合い、ルール違反、イメージのずれ、不快な言葉などがある。
〇子どもたちは言葉が足りないことを補うために、他の行動に出ることが多いです。その為、言葉で相手の気持ちを伝えることが大切です。
B いざこざの原因には、年齢によって明らかな違いがみられ、低年齢のいざこざの原因は、高年齢の子どもにはみられない。
×年齢は関係なく様々なタイプのいざこざがあります。年齢を意識するのも大切ですが、年齢だけにとらわれずに、その子どもの気持ちを聞くことが何より大切です。
C いざこざに気づいた時には、どのような場合でも保育士はすぐに仲裁しなければならない。
×手が出てしまっている場合は止める事が必要ですが、それ以外は子どもたち自身が解決しようとしている心を見守りましょう。
D いざこざの解決には年齢差がみられ、高年齢になると子ども同士での解決もできるようになる。
〇解決できるようになります。温かく見守りましょう。
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04
正解は(A)○ (B)× (C)× (D)○です。
A 適切です。幼児期になり、子ども同士での遊びが盛んになってくるといざこざが起こることがあります。その原因としては、たたく、ける、ひっぱるといった行為、取り合い、ルール違反、イメージのずれ、不快な言葉などがあります。
B 不適切です。年齢により、いざこざの原因は多少異なる部分もありますが、低年齢でのいざこざが高年齢児では全く見られなくなるということはありません。
C 不適切です。言葉が未熟であったりするため、気持ちを代弁すること、怪我や事故を防ぐために保育士の仲裁が必要になることもありますが、何でも保育士が止めるのではなく、子ども同士のやり取りを見守り、自分たちで問題を解決できるよう導くことが大切です。
D 適切です。いざこざの解決には年齢差がみられ、高年齢になると子ども同士での解決もできるようになります。
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