保育士の過去問
平成27年(2015年)
子どもの保健 問103

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問題

保育士試験 平成27年(2015年) 子どもの保健 問103 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、褐色性母斑がたくさんある3歳児に関する記述である。

保護者から「調べたらレックリングハウゼン病というのを知った。心配である」と言われた。保育所の健診で嘱託医から「レックリングハウゼン病の可能性はなく、普通に保育して良いし、親に心配を与えないようにして下さい」と言われた。

次のうち、保育士として不適切な行動の記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A  レックリングハウゼン病とは、どのような病気か良くわからないので、書物等を調べてみる。
B  インターネットによる検索では、「優性遺伝病であり、知的障害が生じることがある」と書いてあったので、心配になり精密検査を勧める。
C  保護者には、「あまり心配しないで、普通に育てて下さい」と伝える。
D  保護者には、嘱託医から「心配しないように」と言われたが、かかりつけの小児科医を受診する際に、聞いてみると良いかもしれませんと伝える。
E  念のため他の園児に感染しないように、隔離して保育する。
  • A C
  • A D
  • B D
  • B E
  • C E

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この過去問の解説 (4件)

01

正解 4

A ◯ 知らない事柄について知識として調べる事は、
保育士の行動として正しいです。

B × 保育所の健診で嘱託医から「レックリングハウゼン病の可能性はなく、普通に保育して良いし、親に心配を与えないようにして下さい」と指示が出ているので、保護者の不安を煽るような言動は控えるべきです。

C ◯ 健診での嘱託医の話に従って保護者に話しているので、正解です。

D ◯ 問題文の通り、正解です。

E × レックリングハウゼン病は感染症では無いので、
子供を隔離する必要はありません。

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02

正解は、「 4 .B E」です。

A 〇レックリングハウゼン病とは、どのような病気か良くわからないので、書物等を調べることは正しい行動です。

B ×保健所の検診を受けて、嘱託医から「レックリングハウゼン病の可能性はなく、普通に保育して良いし、親に心配を与えないようにして下さい」と言われているので、精密検査を勧めることは不適切です。

C 〇保護者には、「あまり心配しないで、普通に育てて下さい」と伝えることは正しい行動です。

D 〇保護者には、嘱託医から「心配しないように」と言われたが、かかりつけの小児科医を受診する際に、聞いてみると良いかもしれませんと伝えることは、正しい行動です。

E ×嘱託医から普通の保育で大丈夫と言われているので、隔離して保育するのは不適切です。注意してその子を見ながらも指示に従って普通の保育をしましょう。

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03

正解は、4(B・E)です。

A ○
 保育に関する知識を新たに習得することは望ましい姿勢です。

B ×
 ネットの情報で保育士自身も心配になる気持ちも分かります。しかし、保護者の心配を煽る行為なので不適切です。

C ○
 私が保護者の立場であったなら、この一言だけでは心配は拭えませんけれども、委託医の指示通りの言葉を伝えているので○です。

D ○
 委託医の進言を伝え、尚且つ保護者の心配な気持ちにも寄り添っているので、保育士として適切な行動です。

E ×
 例えレックリングハウゼン病だとしても、遺伝病なので隔離する必要は全くありません。子どもは不安になりますし、保護者も同様です。
 適切なのは、以前と変わらない保育を続けていく事です。

参考になった数1

04

正解は4です。

A 適切です。保育をするうえで知らないことが合った時、それを調べることは大切です。

B 保育所の健診で嘱託医から「レックリングハウゼン病の可能性はなく、普通に保育して良いし、親に心配を与えないようにして下さい」との指示が出ています。さらなる健診を勧めることは保護者の不安を煽ることにも繋がるので控えた方が良いです。

C 適切な対応です。

D 適切です。保護者の中には保育所の嘱託員の見解だけでは不安だという方もおられるかもしれません。そのような時に問題文のような言葉かけが大切になります。

E レックリングハウゼン病は感染する病気ではないですし、嘱託医から「普通に保育して良い」と指示があるので隔離をする必要はありません。

参考になった数1