保育士の過去問
平成27年(2015年)
子どもの保健 問114
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問題
保育士試験 平成27年(2015年) 子どもの保健 問114 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、乳幼児の虐待についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第10 次報告)」(厚生労働省)によると、平成24 年度に把握した心中以外の虐待死事例では、3歳未満が6割を超える。
B 「代理人によるミュンヒハウゼン症候群」は、虐待の一つである。
C いわゆる揺さぶられ症候群は、虐待により生じない。
D 愛着に関わる問題は、被虐待乳幼児に起こり得る精神的問題の一つである。
E 被虐待体験は、乳幼児にとって心的外傷になり得る。
A 「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第10 次報告)」(厚生労働省)によると、平成24 年度に把握した心中以外の虐待死事例では、3歳未満が6割を超える。
B 「代理人によるミュンヒハウゼン症候群」は、虐待の一つである。
C いわゆる揺さぶられ症候群は、虐待により生じない。
D 愛着に関わる問題は、被虐待乳幼児に起こり得る精神的問題の一つである。
E 被虐待体験は、乳幼児にとって心的外傷になり得る。
- (A)○ (B)○ (C)○ (D)○ (E)×
- (A)○ (B)○ (C)× (D)○ (E)○
- (A)○ (B)× (C)× (D)× (E)○
- (A)× (B)○ (C)× (D)○ (E)×
- (A)× (B)× (C)○ (D)○ (E)○
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この過去問の解説 (4件)
01
A ◯ 平成24年度に把握している心中以外の虐待死事例は、3歳未満が6割を超えています。
B ◯ 「代理人によるミュンヒハウゼン症候群」は、
健康な子どもを親などが病気を捏造し、その面倒を見る事で周りの関心を集める虐待です。
C × 揺すぶられ症候群は、乳児の頭を強く揺する事で、脳血管から出血する症状なので、
虐待で揺すぶられ症候群になる可能性があります。
D ◯ 虐待を受けた乳幼児は、愛着形成など精神的な面での課題があります。
E ◯ 虐待を受けた乳幼児は、その心的外傷により、心身の健やかな成長に重大な影響を及ぼす場合があります。
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02
A ○
第16次報告(令和2年)においては、約5割を占めていました。
B ○
本人、もしくは家族に虚偽の病気を作り上げ、周囲の関心を集めようとする精神疾患です。関心を集めるために、自分の子どもにわざと傷を負わせる事もあるので虐待に繋がります。
C ×
新生児や乳幼児などを過度に揺さぶり内出血を起こさせるので、虐待になります。
D ○
愛着障害により、分離不安などを引き起こすので○です。
E ○
乳幼児にとっても児童にとっても心的外傷になり得ます。
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03
A 適切です。「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第10 次報告)」(厚生労働省)によると、0歳が22人(43.1%)と最も多く、0歳から2歳を合わせると32人(62.7%)と3歳未満児の虐待死が6割を超えています。
B 適切です。「代理人によるミュンヒハウゼン症候群」は、
親が自らの子どもや周りの要介護者の病気を捏造し、その面倒を見る事で周りの関心を集めるという症状であり、虐待の一種です。
C 揺さぶられ症候群は乳児が必要以上に身体を揺すぶられ脳に異常が生じた結果、死亡するなどの症状が見られるため虐待の原因の一つとして考えられます。
D 適切です。虐待を受けた子どもは愛着障害など精神的な面で課題が残ります。
E 適切です。虐待を受けた子どもは心的外傷により心身の健康な成長や発達に影響を及ぼします。
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04
A 〇「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第10 次報告)」(厚生労働省)によると、平成24年度に把握した心中以外の虐待死事例では、3歳未満が6割を超えています。
B 〇「代理人によるミュンヒハウゼン症候群」は、虐待の一つです。
C ×揺さぶるという行為は、虐待に含まれて起こる場合があります。つまり、揺さぶられ症候群は、虐待により生じることがあります。
D 〇 愛着に関わる問題は、被虐待乳幼児に起こり得る精神的問題の一つです。
E 〇被虐待体験は、乳幼児にとって心的外傷になり得ます。
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