保育士の過去問
平成27年(2015年)
子どもの保健 問119
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問題
保育士試験 平成27年(2015年) 子どもの保健 問119 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、乳幼児の遊びと健康に関する記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。
- 水いぼにかかっている子どもは、完治するまでプール遊びは避けるようにする。
- 子どもを激しく揺すると、頭蓋内出血や眼底出血を起こすことがある。これをシャフリングベビーシンドロームという。
- 粘土や廃材を利用しての制作は子どもの創造性を養い手先の器用さを育てるが、粘土べら、はさみ、竹串、缶やビンは危険なので用いないようにするのがよい。
- 「長時間のテレビ・ビデオの視聴は、とくに運動発達を遅らせる」という調査結果がある。
- 金属製の髪飾りなどのアクセサリーはけがの原因になるので、保育の場には持ち込まないのがよい。
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この過去問の解説 (4件)
01
1. × 水イボは水を介して感染する病気では無いので、プールに入る事は禁止されていません。
2. × 子どもを激しく揺する事で頭蓋内出血や眼底出血を起こすのは、揺さぶられっこ症候群です。
3. × 年齢や発達に応じて使用する事が大切です。
4. × 長時間のテレビの視聴は、子供の言葉の発達を遅らせるという調査結果はありますが、運動発達を遅らせるという調査結果はありません。
5. ◯ 金属製や鋭利な物が付いたアクセサリーは怪我や事故の原因になる為、保育の場には持ち込みません。
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02
1.× 水いぼは水媒体での感染源ではないので、プールに入ることは可能です。しかし、その子の状態・様子など気にかけて入るようにしましょう。
2. ×子どもを激しく揺すると、頭蓋内出血や眼底出血を起こすことがあります。これは、シャフリングベビーシンドロームではなく、揺さぶられ症候群といいます。
3. ×制作に用いる道具は、危険だからと言って避けるのではなく、年齢・発達状況・季節・時期など、総合的に判断して工夫をして用いることが大切です。
4. ×「長時間のテレビ・ビデオの視聴は、とくに運動発達を遅らせる」という調査結果はありません。
5.〇 金属製の髪飾りなどのアクセサリーはけがの原因になるので、保育の場には持ち込まない方が良いです。
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03
1 ×
水いぼは接触感染でうつるもので、プールだけを禁止にすることはありません。また、他の感染症に比べ感染率は低いのも特徴です。
水いぼを掻いて傷になった場合は感染する事もあるので、プールだけではなく接触自体をなるべく控えるようにします。
2 ×
設問文は揺さぶられっ子症候群の説明です。
3 ×
子どもの年齢、発達状態によって安全に扱えるようにします。
4 ×
テレビやビデオの視聴は常に受け身なので、想像力や言語発達に影響はあっても、運動発達を遅らせるという調査結果はありません。
5 ○
文面の通りです。
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04
1水イボ自体は水を介して感染する病気では無いので、プールに入ることを禁止する必要はありません。ただし、水いぼが潰れている場合、その状態で水に入るのは衛生的にあまり良くないので避けた方が良いでしょう。
2 子どもを激しく揺すると、頭蓋内出血や眼底出血を起こすことを「揺さぶられっ子症候群」と言います。
3 すべての道具の使用を禁止するのは子どもの発達や成長の阻害になり経験不足にも繋がります。子どもの年齢や発達に合わせて使用することが大切です。
4 「長時間のテレビの視聴は、子供の言葉の発達を遅らせる」と言われています。しかし、運動の発達を遅らせるという調査結果はありません。
5 適切です。
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