保育士の過去問
平成27年(2015年)
保育実習理論 問157
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問題
保育士試験 平成27年(2015年) 保育実習理論 問157 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 児童養護施設は、保護者のない児童等環境上養護を要する児童を入所させ、養護し、あわせて退所した者に対する相談等自立のための援助を行うことを目的とする施設である。
B 乳児院の入所対象は、原則として乳児であるが、特に必要のある場合には幼児を入所させることができる。
C 母子生活支援施設の入所対象は、中学校就学前の児童とその母である。
D 児童自立支援施設の入所対象は、義務教育終了後の15 歳~ 20 歳未満の児童である。
A 児童養護施設は、保護者のない児童等環境上養護を要する児童を入所させ、養護し、あわせて退所した者に対する相談等自立のための援助を行うことを目的とする施設である。
B 乳児院の入所対象は、原則として乳児であるが、特に必要のある場合には幼児を入所させることができる。
C 母子生活支援施設の入所対象は、中学校就学前の児童とその母である。
D 児童自立支援施設の入所対象は、義務教育終了後の15 歳~ 20 歳未満の児童である。
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この過去問の解説 (3件)
01
A 適切です。児童福祉法の第41条で「児童養護施設は、保護者のいない児童(乳児を除く。ただし、安定した生活環境の確保その他の理由により特に必要のある場合には、乳児を含む。以下この条において同じ。)虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設とする。」と定義されています。
B 適切です。児童福祉法第37条で「乳児院は、乳児(保健上、安定した生活環境の確保その他の理由により特に必要のある場合には、幼児を含む。)を入院させて、これを養育し、あわせて退院した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設とする。」と定義されています。
C 児童福祉法第38条によると「母子生活支援施設は、配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらの者の自立の促進のためにその生活を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設とする。」とあり、入所する子どもの年齢の指定はありません。
D 児童福祉法第44条で「児童自立支援施設は、不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、又は保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設とする。」と定義されており、年齢の指定はありません。
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02
A ○ 適切です。
児童福祉法第41条に記述があります。
B ○ 適切です。
児童福祉法第37条に記述があります。
C × 不適切です。
児童福祉法第38条において入所対象は「配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童」となっています。年齢指定はありません。
D × 不適切です。
児童福祉法第44条において入所対象は「不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童」となっています。年齢指定はありません。
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03
児童福祉施設の目的については、
児童福祉法にそれぞれ記載されています。
施設によって対象の子どもを養護し、退所後の支援も行います。
各記述については以下の通りです。
A.児童養護施設
児童福祉法第41条を参照すると、
「保護者のいない児童(乳児を除く。ただし、
安定した生活環境の確保その他の理由により
特に必要のある場合には、乳児を含む。)、
虐待されている児童その他環境上養護を要する
児童を入所させて、あわせて退所した者に対する
相談その他の自立のための援助を行うことを
目的とする施設」としています。【○】
B.乳児院
児童福祉法第37条を参照すると、
「乳児(保健上、安定した生活環境の確保
その他の理由により特に必要がある場合は、
幼児を含む。)を入院させて、これを養育し、
あわせて退院した者について相談その他の援助を
行うことを目的とする施設」としています。【○】
C.母子生活支援施設
児童福祉法第38条を参照すると、
「配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある
女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、
これらの者を保護するとともに、これらの者の
自立の促進のためにその生活を支援し、
あわせて退所した者について相談その他の援助を
行うことを目的とする施設」としています。
よって、【×】
D.児童自立支援施設
「不良行為をなし、又はなすおそれのある児童
及び家庭環境その他の環境上の理由により
生活指導等を要する児童を入所させ、
又は保護者の下から通わせて、
個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、
その自立を支援し、あわせて退所した者について
相談その他の援助を行うことを目的とする施設」
としています。よって、【×】
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