保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
社会的養護 問36
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)前期 社会的養護 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、施設の小規模化と家庭養護の実態に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 児童養護施設の小舎形態は、平成20年3月時点で約2割であったが、平成24年3月現在では約4割となっている。
B 平成24年3月現在、児童養護施設の半数以上が小規模グループケアを導入している。
C 平成24年3月現在、地域小規模児童養護施設(グループホーム)を有する児童養護施設数は、平成20年3月時点に比べて約2倍に増加している。
D 里親と小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)への平成25年3月現在の委託児童数は、平成22年3月時点に比べて約5倍に増加している。
A 児童養護施設の小舎形態は、平成20年3月時点で約2割であったが、平成24年3月現在では約4割となっている。
B 平成24年3月現在、児童養護施設の半数以上が小規模グループケアを導入している。
C 平成24年3月現在、地域小規模児童養護施設(グループホーム)を有する児童養護施設数は、平成20年3月時点に比べて約2倍に増加している。
D 里親と小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)への平成25年3月現在の委託児童数は、平成22年3月時点に比べて約5倍に増加している。
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この過去問の解説 (3件)
01
これまでの大規模施設養護に対して、家庭的養護の推進がなされてきています。
家庭的養護には、児童養護施設や乳児院で6人を原則に小規模グループによるケアである小規模グループケアや、
6人定員の地域小規模児童養護施設(グループホーム)があります。
各選択肢については、以下の通りです。
この問題は、厚生労働省の「社会的養護の現状について(参考資料)平成26年3月」を参照して考えます。
(A)小舎の施設数は、平成20年3月から24年3月までに、114(23.4%)から231(40.9%)に増加しているため、2割から4割という設問の記述は【〇】です。
(B)平成24年3月現在の、小規模グループケアの施設数は、312(56.5%)とあります。
よって、5割という設問の記述は【〇】です。
(C)平成20年3月から24年3月の地域小規模児童養護施設の数は、111(22.7%)から136(24.6%)となっています。
そのため、設問の記述にある2倍に増加という点が誤りです。よって、【×】。
(D) 里親と小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)への委託児童数は、平成22年度末から25年度末では、4,313人(12.0%)から5407人(14.8%)となっています。
そのため、設問の記述にある5倍に増加したという点が誤りです。よって【×】。
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02
A 適切です。厚生労働省の「社会的養護の現状について(平成26年3月版)」を見ると、児童養護施設の小舎形態は平成20年3月で114、平成24年3月で226となっています。
B 適切です。平成24年3月現在、312棟と、児童養護施設の半数以上が小規模グループケアを導入してイます。
C 平成20年3月の地域小規模児童養護施設(グループホーム)を有する児童養護施設数は 111、平成24年4月では136と2倍にはなっていません。
D 親と小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)への委託児童数は平成22年3月では4,313人、平成25年3月では5,407人と5倍にはなっていません。
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03
最新の数値は厚生労働省の「社会的養育の推進に向けて」(平成31年4月)で確認することができます。
近年は虐待を理由とした施設への入所が多いことや、里親委託率が上昇している点が特徴として挙げられます。
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