保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
社会的養護 問37
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)前期 社会的養護 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2月1日現在)」(厚生労働省)の児童の心身の状況に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 里親委託、児童養護施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設において「障害等あり」の割合は、いずれも前回調査(平成20年)よりも増えている。
B 児童自立支援施設に入所している児童のうち、障害等がある児童の割合は4割を超えている。
C 里親に委託されている児童のうち、障害等がある児童の割合は4割を超えている。
D 母子生活支援施設に入所している児童のうち、障害等がある児童の割合は4割を超えている。
A 里親委託、児童養護施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設において「障害等あり」の割合は、いずれも前回調査(平成20年)よりも増えている。
B 児童自立支援施設に入所している児童のうち、障害等がある児童の割合は4割を超えている。
C 里親に委託されている児童のうち、障害等がある児童の割合は4割を超えている。
D 母子生活支援施設に入所している児童のうち、障害等がある児童の割合は4割を超えている。
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この過去問の解説 (3件)
01
設問にある「児童養護施設入所児童等調査結果
(平成25年2月1日現在)」(厚生労働省)を
参照して解説します。
各記述については、以下の通りです。
A.
平成20年(前回調査)と25年で「障害等あり」
となった児童の割合の変化をまとめると、
里親委託: 18.0%→20.6%、
児童養護施設: 23.4%→28.5%
情緒障害短期治療施設: 70.7%→72.9%
児童自立支援施設: 35.4%→46.7%
母子生活支援施設: 16.3%→17.6%
となっています。
よって、【○】
今回の選択肢にはないため補足ですが、乳児院のみ減少していると書かれています。
◎B~DはAの解説にあるデータを参照してください。
B.
児童自立支援施設の平成25年は、46.7%です。
よって、【○】
C.
里親委託の平成25年は、20.6%です。
よって、【×】
D.
母子生活支援施設の平成25年は、17.6%です。
よって、【×】
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02
A 適切です。里親委託、児童養護施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設において「障害等あり」の割合は、それぞれ
里親委託 18.0%→20.6%
児童養護施設 23.4%→28.5%、
情緒障害児短期治療施設 72.9%→70.7%
児童自立支援施設 35.4%→46.7%
母子生活支援施設 16.3%→17.6%
B 適切です。児童自立支援施設に入所している児童のうち、障害等がある児童の数は780人(46.7%)と4割を超えています。
C 里親に委託されている児童のうち、障害等がある児童の割合は20.6%なので、この記述は不適切です。
D 母子生活支援施設に入所している児童のうち、障害等がある児童の割合は17.6%なので、この記述は不適切です。
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03
最新の数値は平成30年2月のものになります。
5年に1度調査されており、最新のものは令和2年の1月に公開されたばかりです。
厚生労働省のHPで閲覧できます。
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