保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
社会的養護 問38

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 社会的養護 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、放課後等デイサービスに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  授業の終了後又は休業日において生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を供与するとされている。
B  基本活動として、自立支援と日常生活の充実のための活動、創作活動、地域交流の機会の提供、余暇の提供等を複数組み合わせて支援を行うことが求められる。
C  指定放課後等デイサービス事業所は、指導訓練室のほか、指定放課後等デイサービスの提供に必要な設備及び備品等を設けなければならない。
D  放課後児童支援員は、保育士、児童指導員、教員、看護師のいずれかの資格を有していなければならない。
  • (A)○  (B)○  (C)○  (D)×
  • (A)○  (B)×  (C)○  (D)×
  • (A)○  (B)×  (C)×  (D)○
  • (A)×  (B)○  (C)○  (D)×
  • (A)×  (B)○  (C)×  (D)○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。

放課後等デイサービスは、
平成24年4月に児童福祉法に位置づけられた新たな支援です。

第6条の2の2に基づき、
学校(幼稚園と大学を除く)に就学している障害児に、
授業の終了後や休業日に、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を供与することとされています。


選択肢(D)についての解説は、以下の通りです。

放課後児童支援員については、
「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準」(平成26年厚生労働省令第63号)に記されています。

次のいづれかに該当する者であり、都道府県知事が行う研修を修了した者のことを言います。

・保育士
・社会福祉士
・高校卒業以上に相当する学歴があり2年以上児童福祉事業での勤務経験がある者
・教員
・大学や大学院で社会福祉学、心理学、教育学、社会 学、芸術学若しくは体育学を専修する学科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者
・高校卒業以上に相当する学歴と2年以上放課後児童健全育成事業に類似する事業に従事した者であって、市町村長が適当と認めた者

よって、(D)に記載されている資格以外にも該当する資格があり、また看護師は含まれていないため【×】となります。

しかし看護師は放課後児童支援員に含まれていませんが、
放課後等デイサービスガイドライン(厚生労働省)によると、
以下の理由で配置されることがあります。

重症心身障害児に対して放課後等デイサービスを行う場合は、指導員や保育士の代わりに、児童指導員、保育士、嘱託医、看護師、機能訓
練担当職員の配置を行い、医療的ケア等の体制を整える必要があるとされています。

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02

1→正しいです。
障がいを持つ子どもたちが通う学童保育のような場所が「放課後等デイサービス」です。
利用できる回数は、子どもや保護者の状況により異なります。

2→正しいです。
場所によって、療育をやっていたり運動や音楽に特化していたりとサービス内容は様々です。

3→正しいです。
人員基準、設備基準、運営基準の3つを満たしている法人にのみ「指定放課後等デイサービス」の申請が認められています。


4→誤りです。
放課後児童支援員は2015年に新設された資格です。
保育に携わる仕事のため、看護師は含まれません。
また有資格者でなくても、高卒以上で2年以上児童福祉事業に従事している方も対象となるので設問は誤りです。

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03

正解は1です。

A 適切です。

B 適切です。

C 適切です。

D 放課後児童支援員に該当する者として
・保育士
・社会福祉士
・高校卒業以上に相当する学歴があり2年以上児童福祉事業での勤務経験がある者
・教員
・大学や大学院で社会福祉学、心理学、教育学、社会 学、芸術学若しくは体育学を専修する学科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者
・高校卒業以上に相当する学歴と2年以上放課後児童健全育成事業に類似する事業に従事した者であって、市町村長が適当と認めた者
と「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準」で定義されています。看護師は含まれていないので、この問題文は不適切であると言えます。

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