保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
児童家庭福祉 問42
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)前期 児童家庭福祉 問42 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、わが国の子どもや家庭に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第10次報告)」(厚生労働省)では、心中以外の子ども虐待による死亡事例の割合は、1歳~3歳の事例が約半数を占めている。
B 「平成25年 国民生活基礎調査」(厚生労働省)によると、子どもの貧困率は平成24年現在16.3%で、平成15年から少しずつ増加している。
C 「保育所関連状況取りまとめ(平成26年4月1日)」(厚生労働省)によると、全国の保育所待機児童数は平成22年4月1日現在で26,275人だったが、平成26年4月1日現在では21,371人となり、4年連続減少した。
D 「平成26年版男女共同参画白書」によると、「男性雇用者と無職の妻から成る世帯」の割合と「雇用者の共働き世帯」の割合は1990年代に入れ替わり、平成25年現在は「男性雇用者と無職の妻から成る世帯」の割合が少なくなっている。
A 「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第10次報告)」(厚生労働省)では、心中以外の子ども虐待による死亡事例の割合は、1歳~3歳の事例が約半数を占めている。
B 「平成25年 国民生活基礎調査」(厚生労働省)によると、子どもの貧困率は平成24年現在16.3%で、平成15年から少しずつ増加している。
C 「保育所関連状況取りまとめ(平成26年4月1日)」(厚生労働省)によると、全国の保育所待機児童数は平成22年4月1日現在で26,275人だったが、平成26年4月1日現在では21,371人となり、4年連続減少した。
D 「平成26年版男女共同参画白書」によると、「男性雇用者と無職の妻から成る世帯」の割合と「雇用者の共働き世帯」の割合は1990年代に入れ替わり、平成25年現在は「男性雇用者と無職の妻から成る世帯」の割合が少なくなっている。
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この過去問の解説 (3件)
01
日本での子どもの虐待や貧困の問題は、
未だ深刻に残っています。
また、共働き家庭の増加に伴い待機児童の問題が出てきましたが、
保育所等の施設や定員の増加等により、待機児童は減少傾向にあります。
選択肢(A)は【×】となりますが、その解説については以下の通りです。
「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第10次報告)」(厚生労働省)を参照すると、
死亡した子どもの年齢は、0歳が22人(43.1%)と最も多く、
0歳から2歳を合わせると32人(62.7%)となっています。
そのため、1歳~3歳の事例が約半数という設問の記述は誤りで、
0歳~2歳の事例が6割を超えるということになります。
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02
子供についてのデータは年々変わっているので、常に最新の数値をチェックするようにしましょう。
A→誤りです。
平成30年度の報告でも例年同様、最も死亡事例が多いのは0歳(65.3%)なので設問は誤りです。
B→正しいです。
平成30年度の子供の貧困率は13.5%となっているため、少しずつ改善されている傾向です。
C→正しいです。
平成31年度の待機児童数は16.772人となっているので、現在も減少傾向です。
D→正しいです。
平成30年度も同様の傾向です。
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03
A 「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第10次報告)」によると、心中以外の子ども虐待による死亡事例の割合は、実母に精神疾患があると診断された場合で0歳が37.5%、1歳が15.6%、2歳が9.4%、3歳が6.3%と0歳が最も多いです。
B ~Dは適切な記述です。
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