保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
社会福祉 問60
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)前期 社会福祉 問60 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、社会福祉の対象に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 家庭内の人間関係に生じた問題は、人間関係の調整を必要とするのですべて社会福祉の対象となる。
B 家庭内の介護問題は、今日社会福祉の対象となっている。
C 個人の病気は生活上の苦しみの一つであるから、病気そのものが社会福祉の対象となる。
D 個人が福祉サービスを必要と感じていれば、その個人は社会福祉の対象となる。
A 家庭内の人間関係に生じた問題は、人間関係の調整を必要とするのですべて社会福祉の対象となる。
B 家庭内の介護問題は、今日社会福祉の対象となっている。
C 個人の病気は生活上の苦しみの一つであるから、病気そのものが社会福祉の対象となる。
D 個人が福祉サービスを必要と感じていれば、その個人は社会福祉の対象となる。
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この過去問の解説 (3件)
01
家庭内の人間関係に生じた問題の全てが社会福祉の対象となるわけではありません。
Bは○です。
介護問題は、医療法、介護保険制度、障害者の支援制度など、社会福祉を構成する基本的な枠組みが解決していく問題であるので、社会福祉の対象となります。
Cは×です。
病気自体は医療分野の診察・治療が解決します。
病気になったことから派生する問題が生じたときに、社会福祉の対象となっていきます。
Dは×です。
個人の主観でただ必要だと感じているだけでは社会福祉の対象とはなりません。
なぜその個人が福祉の援助を必要とするのかということを多方面から検証し理論的に説明できなければなりません。
よって正解の組み合わせは4となります。
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02
A―×
B―〇
C―×
D―×
A.
家庭内の人間関係に生じた問題は、社会福祉の対象となり得るが、すべて対象となるわけではありません。
C.
病気そのものが社会福祉の対象とはなりません。
D.
個人が福祉サービスを必要と感じても、社会福祉の対象とならない場合もあります。
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03
分かりやすい例えは兄弟姉妹関係です。子どもたちの兄弟喧嘩等は人間関係の調整で解決するようなことではありません。「すべて」という記述がある問題は、よく考えることが必要です。
B→正しいです。
介護保険制度や障害者総合支援制度を利用することができます。
C→誤りです。
病気そのものは福祉ではなく治療の対象です。ただし病気から派生する問題が社会福祉の対象になることはあります。
D→誤りです。
個人の感情だけでは福祉の対象にならない場合もあります。
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