保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
社会福祉 問63
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)前期 社会福祉 問63 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、保育所が保護者支援を行う際の実際場面に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 子どもへの虐待が疑われたので、保護者の了解を得ずに児童相談所に通告した。
B 子どもの障害が疑われたので、保護者の了解を得ずに、嘱託医に診察してもらった。
C 障害児保育を実施している保育所において、熟練した保育士が担当しているので、特に専門機関の助言を受けることはない。
D 保育士は、保護者に対する相談・助言を行う際には、必要に応じてより専門性の高い知識・技術を有する専門家などによるコンサルテーションやスーパーバイザーによるスーパービジョンを活用することがある。
A 子どもへの虐待が疑われたので、保護者の了解を得ずに児童相談所に通告した。
B 子どもの障害が疑われたので、保護者の了解を得ずに、嘱託医に診察してもらった。
C 障害児保育を実施している保育所において、熟練した保育士が担当しているので、特に専門機関の助言を受けることはない。
D 保育士は、保護者に対する相談・助言を行う際には、必要に応じてより専門性の高い知識・技術を有する専門家などによるコンサルテーションやスーパーバイザーによるスーパービジョンを活用することがある。
- (A)○ (B)× (C)× (D)○
- (A)○ (B)× (C)× (D)×
- (A)× (B)○ (C)○ (D)×
- (A)× (B)○ (C)× (D)○
- (A)× (B)× (C)○ (D)×
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この過去問の解説 (3件)
01
A―〇
B―×
C―×
D―〇
B.
子どもの障害が疑われる場合、保護者の同意の下、嘱託医に診察してもらいます。
保護者の了解なしに勝手に診察してもらうことはできません。
C.
障害児保育を実施している保育所において、熟練した保育士が担当していても、必要に応じて専門機関の助言を受けます。
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02
児童福祉法第二十五条に下記の記載があります。
『要保護児童を発見した者は、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所又は児童委員を介して市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければならない。』
また、児童虐待防 止等に関する法律の6条には下記の記載があります。
『児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、これを福祉事務所若しくは児童相談所又は児童委員を介して福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければならない。』
虐待が疑われる場合は保護者の了承は関係なく、すみやかに児童相談所等に通告する必要があります。
Bの記述は×です。
医師による診察を保護者の了解を得ずに勝手に進めることはできません。
Cの記述は×です。
保育現場の職員と家庭と専門機関とが連携して、支援していくことが大切です。
Dの記述は○です。
適切な記述です。
よって正解の組み合わせは1となります。
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03
少しでも疑われる場合は、速やかに通告する義務があります。
B→誤りです。
生命の危険がある等の緊急時以外の場合は、保護者の同意の下で診療を受ける必要があります。
C→誤りです。
新人保育士、熟練保育士問わず専門機関との連携が大切です。
D→正しいです。
保育現場におけるスーパービジョンとは、施設長やスーパーバイザーからの適切な指導のことを指します。
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