保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
社会福祉 問66

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 社会福祉 問66 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、社会福祉事業の経営主体としての社会福祉法人に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  社会福祉法人は、民間企業と同様に、税制上の優遇措置はない。
B  社会福祉法人は、特定非営利活動法人(NPO)と同様に、社会福祉事業しか行うことができない。
C  社会福祉法人は、日本国憲法第89条の「公の支配」に属しない民間社会福祉事業に対する公金支出禁止規定を回避することが可能である。
D  社会福祉法人は、公的な助成を受けることはできるが、公的な規制・監督を受けることはない。
  • (A)○  (B)○  (C)×  (D)×
  • (A)○  (B)×  (C)○  (D)○
  • (A)×  (B)○  (C)×  (D)○
  • (A)×  (B)○  (C)×  (D)×
  • (A)×  (B)×  (C)○  (D)×

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:5

A―×
B―×
C―〇
D―×


A.
収益事業と看做されない事業については法人所得税・法人地方住民税・事業税・消費税・固定資産税は原則非課税となっています。

B.
社会福祉法人は、社会福祉事業以外の事業も行うことができます。

D.
社会福祉法人は、公的な助成を受けるため、公的な規制・監督を受けなければなりません。

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02

Aは×です。
社会福祉法人は公共性の高い事業を行う側面を配慮し、税制上のさまざまな優遇措置を受けることができます。

Bは×です。
社会福祉法人は、社会福祉事業のほか、公益事業及び収益事業を行うことができます。

Cは○です。
記述の通りです。
日本国憲法第89条で規定している「公の支配に属しない慈善または博愛の事業に対する公金支出禁止規定」を回避するために制度化されたのが、社会福祉法人制度となります。

Dは×です。
社会福祉法人はさまざまな助成が受けられる特別な法人なので、強い公的規制や監督があります。

よって正解の組み合わせは5となります。

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03

A→誤りです。
社会福祉法人には、法人税や固定資産税、都市計画税等に関する税務上の優遇措置が多くあります。

B→誤りです。
社会福祉事業だけでなく、ボランティアの育成等の公益事業や収益事業も行うことができます。

C→正しいです。
日本国憲法の第89条に記載されています。

D→誤りです。
国の管轄にあるものと同じように、公的な助成を受けるには、公的な規制や監督も受けなければなりません。

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