保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
子どもの保健 問105
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの保健 問105 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、子どもの疾病の予防と適切な対応に関する記述である。正しいものを一つ選びなさい。
- わが国の予防接種は、定期接種と任意接種に分けられる。
- ワクチンは、生ワクチンと、合成ワクチンに大別できる。
- インフルエンザ菌に対するワクチンによって、インフルエンザは軽症化が期待できる。
- 23価の肺炎球菌ワクチンは、乳児への接種が推奨される。
- 麻疹ワクチンは効果が高いため、1回の接種で終生免疫が得られる。
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この過去問の解説 (3件)
01
集団予防を目的として、定期接種があります。
それぞれ代表的なものに、定期接種にはBCG、MR、日本脳炎、4種混合などがあります。任意接種にはおたふくかぜ、インフルエンザなどがあります。
2:× 合成ワクチン → 不活化ワクチン
種類によって、原材料がちがいます。
合成ワクチンは、毒性を弱めたウイルスや細菌が原体です。BCG、おたふくかぜ、MRなどです。
不活性ワクチンは、感染する能力を失わせた(→不活化)ウイルスや細菌が原体です。インフルエンザ、日本脳炎、2種/3種/4種混合などです。
3:× インフルエンザ菌とインフルエンザウイルスは別物です。インフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスを利用して作られます。
4:× 乳児 → 成人
肺炎球菌によって起こる肺炎などの感染症を防ぐワクチンで、一般的に65歳以上の方に接種が奨励されています。
5:× 1度で十分な免疫をつけられるとは限りません。2回の接種によって、より強い免疫をつけることができます。
よって正解は 1 です。
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02
1 〇 適切です。
わが国の予防接種は、定期接種と任意接種に分けられます。
2 × 不適切です。
ワクチンは生ワクチンと合成ワクチンではなく、不活化ワクチンに大別できます。
3 × 不適切です。
インフルエンザの発症はインフルエンザ菌ではなく、インフルエンザウイルスが原因です。
4 × 不適切です。
乳児ヘの肺炎球菌ワクチンは 23価ではなく、13価ワクチンです。
5 × 不適切です。
麻疹ワクチンの接種は1回ではなく、2回です。
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03
1 適切です。日本の予防接種には定期接種と任意接種とがあります。定期接種の代表的なものとして、BCG、MR、日本脳炎、4種混合などがあり、任意接種代表的なものとして、おたふくかぜ、インフルエンザなどがあります。
2 「合成ワクチン」ではなく、「不活化ワクチン」が正しい答えです。
3 インフルエンザのワクチンはインフルエンザ菌ではなく、インフルエンザウイルスを利用して作られています。
4 23価の肺炎球菌ワクチンは65歳以上の方に接種が奨励されているワクチンで、乳児には13価ワクチンが奨励されています。肺炎球菌ワクチンを接種することにより、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防することが期待できます。
5 麻疹ワクチンは1回の接種で終生免疫ができるとは限りません。年月が経つにつれ、抗体は少なくなっていきます。
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