保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
子どもの食と栄養 問124
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの食と栄養 問124 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、母乳と母乳育児に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 母乳育児の利点の一つに、母子関係の良好な形成があげられる。
B 「母乳育児を成功させるための十か条」(WHO/UNICEF 共同発表)によると、母親が分娩後30分以内に母乳を飲ませられるように援助をすることとしている。
C 厚生労働省は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスク低減のため、人工乳がSIDSを引き起こすわけではないが、できるだけ母乳で育てることを勧めている。
D 「日本食品標準成分表2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、人乳(成熟乳)の約90%は水分である。
A 母乳育児の利点の一つに、母子関係の良好な形成があげられる。
B 「母乳育児を成功させるための十か条」(WHO/UNICEF 共同発表)によると、母親が分娩後30分以内に母乳を飲ませられるように援助をすることとしている。
C 厚生労働省は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスク低減のため、人工乳がSIDSを引き起こすわけではないが、できるだけ母乳で育てることを勧めている。
D 「日本食品標準成分表2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、人乳(成熟乳)の約90%は水分である。
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この過去問の解説 (3件)
01
母乳栄養の利点として他には、感染抑制作用がある、アレルギーを起こしにくい、栄養効率がよく代謝負担が少ない、産後の母体の回復を早める、などがあげられます。
B:○ 記述のとおりです。
出産後30分から60分は覚醒状態にあります。この時に母乳を飲ませると赤ちゃんにしっかり記憶され、これからの授乳がスムーズにいくようです。
C:○ 記述のとおりです。
他の乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスク低減のための対策としては、うつぶせ寝をさせない、乳児のそばで喫煙しない、などです。
D:○ 記述のとおりです。
人乳(成熟乳)の88%が水分、12%が固形成分です。色は淡黄白色で、甘みがあります。
生後1週間ぐらいまでの乳は、初乳といいます。
よって正解は 1 です。
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02
A~Dすべての記述が適切です。
A 授乳の時間は母と子のふれあいの時間であり、信頼関係を築く大切な時間です。
B 「母乳育児を成功させるための十か条」(WHO/UNICEF 共同発表)では、母親が分娩後30分以内に母乳を飲ませられるように援助することという記述があります。
C 厚生労働省は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスク低減のため、人工乳がSIDSを引き起こすわけではないが、できるだけ母乳で育てることを勧めています。
D 「日本食品標準成分表2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、人乳(成熟乳)の約90%は水分だと言われています。
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03
A 〇 適切です。
母乳育児の利点の一つに、母子関係の良好な形成があげられます。
B 〇 適切です。
「母乳育児を成功させるための十か条」(WHO/UNICEF 共同発表)によると、母親が分娩後30分以内に母乳を飲ませられるように援助をすることとしています。
C 〇 適切です。
厚生労働省は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスク低減のため、人工乳がSIDSを引き起こすわけではないが、できるだけ母乳で育てることを勧めています。
D 〇 適切です。
「日本食品標準成分表2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、人乳(成熟乳)の約90%は水分です。
母乳栄養は、子どもにとっても母親にとっても利点が多いことから、母乳育児が推奨されています。
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