保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
子どもの食と栄養 問125

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの食と栄養 問125 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)に示されている離乳と離乳の支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  離乳の開始頃の発達の目安として、首のすわりがしっかりしている、支えてやるとすわれる、食物に興味を示す、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)などがあげられる。
B  生後5、6か月頃は、つぶしがゆから始め、すりつぶした野菜やつぶした豆腐・白身魚、全卵などを試してみる。
C  生後9か月以降は、鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーを取り入れ、調理用に育児用ミルクを使用する等工夫する。
D  ベビーフードを利用するときには、子どもの月齢や固さのあったものを選び、与える前には一口食べて確認する。
※ 「授乳・離乳の支援ガイド」は2019年3月29日に改訂されました。
この設問は2016年に出題された設問になります。
参考情報
  • (A)○  (B)○  (C)○  (D)○
  • (A)○  (B)○  (C)×  (D)○
  • (A)○  (B)×  (C)○  (D)○
  • (A)○  (B)×  (C)×  (D)○
  • (A)×  (B)×  (C)○  (D)×

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。
「授乳・離乳の支援ガイド」は平成31年3月に改訂されています。

A 〇 適切です。
5、6か月の離乳の開始頃の発達の目安として、首のすわりがしっかりしている、支えてやるとすわれる、食物に興味を示す、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)などがあげられます。

B × 不適切です。
平成19年では、全卵は、7~8か月ごろから使用することができますが、平成31年からは、5、6か月ごろから使用することができます。

「授乳・離乳の支援ガイド」に、「食物アレルギーの発症を心配して、離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はない」と記載があります。

C 〇 適切です。
生後9か月以降は、鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーを取り入れ、調理用に育児用ミルクを使用する等工夫します。

D 〇 適切です。
ベビーフードを利用するときには、子どもの月齢や固さのあったものを選び、与える前には一口食べて確認します。

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02

A:○ 記述のとおりです。だいたい5~6ヶ月頃です。

B:× 全卵は7,8ヶ月頃からが適当です。
離乳食の開始は、つぶしがゆを1日1回1さじずつ始めます。

C:○ 記述のとおりです。
赤ちゃんはお母さんのお腹の中で鉄分を貯めて生まれてきます。それがなくなるのが生後9ヶ月頃と言われます。
牛乳に含まれるカルシウムやリンには、離乳食に含まれている鉄分の吸収をおさえてしまう働きがあるとされているので、調理に使用する牛乳や乳製品のかわりに、育児用ミルクを使用する等工夫が大切です。

D:○ 記述のとおりです。

よって正解は 3 です。

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03

正解は3です。

A 適切です。離乳の開始頃の発達の目安として、首のすわりがしっかりしている、支えてやるとすわれる、食物に興味を示す、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)などがあげられます。生後5か月頃から始まります。

B 全卵は生後7~8か月頃に与えるように言われています。

C 適切です。赤ちゃんは鉄を体内に貯めた状態で生まれてきますが生後9か月以降、それが少しずつ減っていきます。そのため、離乳食にレバーや赤身の魚を取り入れ、鉄分を摂取することが必要になります。

D 適切です。ベビーフードを利用するときには、子どもの月齢や固さのあったものを選び、与える前には一口食べて確認します。

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