保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
子どもの食と栄養 問123

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの食と栄養 問123 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、炭水化物に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  二糖類の一つであるガラクトースは、脳神経組織を構成する重要な成分である。
B  グリセリンは、ブドウ糖を構成単位とする多糖類であり、ヒトの体内にも存在する。
C  消化性多糖類は、胃液及び膵液中のプロテアーゼにより消化されて、少糖類になる。
D  「日本人の食事摂取基準(2015年版)」における炭水化物の食事摂取基準(%エネルギー)は、1歳以上のすべての年齢区分において、20~30とされている。
※ 「日本人の食事摂取基準」は、2020年版が最新です。「日本人の食事摂取基準」は5年毎に改定されています。
この設問は、2016年に出題された設問になります。
参考情報
  • (A)○  (B)○  (C)○  (D)×
  • (A)○  (B)○  (C)×  (D)○
  • (A)○  (B)×  (C)○  (D)×
  • (A)×  (B)○  (C)×  (D)○
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この過去問の解説 (3件)

01

A:× ガラクトースは単糖類で、乳汁中に存在します。大脳の発育を促進させる重要な糖質です。
二糖類には、
ショ糖(スクロース)…一般に砂糖とよばれるもの
麦芽糖(マルトース)…麦芽やはちみつに含まれる
乳糖(ラクトース)…人乳や牛乳に含まれる
があります。

B:× グリセリンはアルコールの1つで、化粧品に広く使われています。人の体内では、脂肪酸と結合し中性脂肪として存在しています。
ブドウ糖を構成単位とする多糖類であり、ヒトの体内にも存在するのは、グリコーゲンです。

C:× プロテアーゼはタンパク質にかかわる酵素の1つです。
糖質にかかわる酵素は、アミラーゼです。

D:× 50~70です。
20~30は、脂質の摂取基準です。

よって正解は 5 です。

参考になった数24

02

正解は5です。

A × 不適切です。
ガラクトースは単糖類です。

二糖類には、ショ糖(スクロース)、麦芽糖(マルトース)、乳糖(ラクトース)があります。

B × 不適切です。
グリセリンは多糖類ではなく、アルコールの1つです。人の体内では、脂肪酸と結合し中性脂肪として存在しています。

グリコーゲンが、ブドウ糖を構成単位とする多糖類であり、ヒトの体内にも存在します。

C × 不適切です。
消化性多糖類は、胃液及び膵液中のプロテアーゼではなく、アミラーゼにより消化されて、少糖類になります。

プロテアーゼはタンパク質にかかわる酵素の1つです。

D × 不適切です。
「日本人の食事摂取基準(2015年版)」における炭水化物の食事摂取基準(%エネルギー)は、1歳以上のすべての年齢区分において、20~30ではなく、50~70です。

20~30は、脂質の摂取基準です。

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03

正解は5です。

A ガラクトースは二糖類ではなく「単糖類」です。大脳の発育を促進させる働きをし、乳汁に多く含まれています。

B グリセリンは「アルコール」の一つで、人の体内では、脂肪酸と結合し中性脂肪として存在しています。

C 消化性多糖類は、「アミラーゼ」により少糖類になります。

D 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」における炭水化物の食事摂取基準(%エネルギー)は、1歳以上のすべての年齢区分において、「50~70」とされています。

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