保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
子どもの食と栄養 問139

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの食と栄養 問139 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、摂食・嚥下が困難な子どもの食事についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  頭を後方に反らすと、そしゃくや嚥下がしにくくなるので、首の筋肉がリラックスするように、頭を少し前かがみにするとよい。
B  一口量を加減して、多くなりすぎないように注意する。
C  そしゃくや嚥下がしやすい食品として、パサパサしているもの、口の中にくっつきやすいものがあげられる。
D  酸味の強い食品は、むせやすく誤嚥されやすい。
  • (A)○  (B)○  (C)○  (D)×
  • (A)○  (B)○  (C)×  (D)○
  • (A)○  (B)○  (C)×  (D)×
  • (A)×  (B)○  (C)○  (D)×
  • (A)×  (B)×  (C)×  (D)○

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この過去問の解説 (3件)

01

A:○ 記述のとおりです。
具体的には、体が床面に対して30°~45°くらいまで起こすことで嚥下がしやすくなります。

B:○ 記述のとおりです。
障害のない子の1口より少なめくらいがよいです。

C:× パサパサしているもの、口の中にくっつきやすいものは、嚥下しにくいものです。

D:○ 記述のとおりです。
味付けにも注意が必要です。

よって正解は 2 です。

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02

正解は2です。

A 適切です。頭を少し前かがみにすることにより、首の筋肉がリラックスし、咀嚼や嚥下がしやすくなります。

B 適切です。一口の量が多くなると誤嚥に繋がりやすくなります。子どもの口の大きさに合わせ一口の量が多くなりすぎないように調整することが大切です。

C パサパサしているもの、口の中にくっつきやすいものは咀嚼や嚥下がしづらいです。とろみのあるものや液状のものが嚥下しやすいので、子どもの身体の状態に合わせて調理方法を工夫します。

D 適切です。酸味の強い食品は、刺激が強くむせやすくなります。

参考になった数2

03

正解は2です。
「摂食」は、食べることを言い、「嚥下」とは飲み込むことを言います。摂食・嚥下障害というのもあります。

A 〇 適切です。
頭を後方に反らすと、そしゃくや嚥下がしにくくなるので、首の筋肉がリラックスするように、頭を少し前かがみにするとよいです。

B 〇 適切です。
一口量を加減して、多くなりすぎないように注意します。

C × 不適切です。
パサパサしているもの(イモ類、ゆで卵など)や口の中にくっつきやすいもの(わかめ、のり等)は、一般的に食べにくい食品です。
そしゃくや嚥下がしやすい食品は、ゼリーやプリンなどのゼリー状食品、絹ごし豆腐・卵豆腐など、豆腐状食品があります。

D 〇 適切です。
酸味の強い食品は、むせやすく誤嚥されやすいです。

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