保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
保育実習理論 問146
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)前期 保育実習理論 問146 (訂正依頼・報告はこちら)
H保育所では、天然の土に触れ、造形と生活の関係に気づくことをねらいとして、箸置きを焼き物で作ることにしました。陶芸用の粘土に園庭から掘り出した粘土を混ぜて作ります。次のうち、作り方の手順・留意事項の説明として、誤ったものを一つ選びなさい。
- 園庭の粘土は、ごみ・石粒を取り除き、陶芸用の粘土に多く入れすぎない。
- 粘土の中に空気が残らないよう注意をして、適当な大きさで自由に形を作り、真ん中は箸が置ける形に少しへこませる。
- 指やペンのキャップ、割り箸など様々な道具を使い、型押し模様を付ける。模様が深くなりすぎないように気を付ける。
- 日陰で完全に乾燥させる。
- 無釉のまま焼き物窯に並べて入れ、約300℃で本焼きして完成させる。
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この過去問の解説 (3件)
01
■無釉(むゆう)のまま → ×
釉薬(うわぐすり)を塗ります。
釉薬は高温で溶けるとガラス質になり、焼き締まった土とよく馴染みます。
作品の表面の装飾性、硬さ、緻密性、平滑性を与えます。
■約300℃で本焼き → ×
本焼きは一般的に約1200℃~1250℃の焼成温度です。
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02
1 適切です。ごみや石粒を取り除くことは安全に制作をしたり作品を綺麗に仕上げるうえでの大切な作業になります。
2 適切です。焼き上がった際、粘土が割れてしまわないように空気はあまり入れないようにします。箸置きを作るという目的があるので、箸が置けるよう真ん中は凹ませる必要があります。
3 適切です。様々な模様を付ける作業は子どもの作品に個性がでるので大切な作業です。
4 適切です。日なたで急激に乾燥させると粘土が割れる原因になるので日陰でゆっくりと乾燥させます。
5 無釉ではなく釉薬を塗る必要があります。ガラス質になる成分を持っている釉薬を塗って焼くことにより、作品に光沢感が生まれ、耐水性もできます。
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03
本焼きは1200~1250度です。釉薬を塗る場合には、本焼きの前に700~800度で素焼きが必要です。
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