保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
保育実習理論 問154

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 保育実習理論 問154 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、ある児童福祉施設に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

( A )は、保護者の養育を受けられない乳幼児を養育する施設である。乳幼児の基本的な養育機能に加え、( B )・病児・障害児などに対応できる専門的養育機能を持つ。短期の利用は( C )支援が中心的な役割であり、長期の在所は乳幼児の養育のみならず、保護者支援、退所後のアフターケアを含む( D )支援の役割が重要となる。

【語群】
ア  子育て
イ  親子再統合
ウ  児童養護施設
エ  被虐待児
オ  更生
カ  自立
キ  乳児院
ク  非行少年
ケ  情緒障害児短期治療施設
  • (A)ウ  (B)ク   (C)ア  (D)カ
  • (A)キ  (B)エ   (C)ア  (D)イ
  • (A)キ  (B)エ   (C)オ  (D)カ
  • (A)ケ  (B)エ   (C)カ  (D)イ
  • (A)ケ  (B)ク   (C)カ  (D)オ

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

以下が正しい文章になります。

( A 乳児院)は、保護者の養育を受けられない乳幼児を養育する施設である。乳幼児の基本的な養育機能に加え、( B被虐待児 )・病児・障害児などに対応できる専門的養育機能を持つ。短期の利用は( C 子育て)支援が中心的な役割であり、長期の在所は乳幼児の養育のみならず、保護者支援、退所後のアフターケアを含む( D 親子再統合)支援の役割が重要となる。

以下は各施設の補足になります。
・児童養護施設:「保護者のない児童、虐待されている児童など、環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設」と児童福祉法第41条で定義されている児童福祉施設です。

・情緒障害児短期治療施設:「軽度の情緒障害を有する児童を、短期間、入所させ、または保護者の下から通わせて、その情緒障害を治し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設とする」と児童福祉法第41条で定義されている児童福祉施設です。

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02

正解:2

乳児院とは、何らかの理由によって親との生活が困難である新生児から小学校就学前までの子どもを保護、養育するための施設です。
預けられる理由は、親の病気や死亡・経済的理由・虐待など様々です。
子どもの養育が困難であると判断される場合に、乳児院で保護し、保育士、看護師、管理栄養士、医師など、さまざまな職種の職員がチームとなって24時間体制で子どもを養育していきます。

また、保育園のように子供を預かるだけでなく、保護者支援、退所後のアフターケアを含む親子再統合支援も行っています。


<その他の用語の解説>

ウ 児童養護施設・・・保護者のない児童、虐待されている児童など、環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設、と定義づけられている。

ケ 情緒障害児短期治療施設・・・現在は『児童心理治療施設』と名称が変わりました。
この施設は、心理的困難や苦しみを抱え、日常生活の多岐にわたって生き辛さを感じて心理治療を必要とする子どもたちを、入所あるいは通所させて治療を行う施設です。

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03

正解は2です。

乳児院についての記述です。
児童養護施設が原則として1歳以上の児童を養育するのに対し、1歳未満の乳児が対象です。ただし、必要がある場合には小学校入学以前の幼児も養育することができます。

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