保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
保育原理 問4

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 保育原理 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【I群】の記述と【II群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】
A  東京女子師範学校を卒業後、同校附属幼稚園の保母となり、後に二葉幼稚園を創設して、フレーベルの精神を基本とする保育を行った。
B  1922(大正11)年、園舎を持たず、野外で行う保育を特徴とした、家なき幼稚園を創設した。
C  大正期に、リズミカルな歌曲に動作を振り付けた「律動遊戯」を創作し、発表した。

【II群】
ア  土川五郎
イ  橋詰良一
ウ  倉橋惣三
エ  野口幽香
  • ( A )ア  ( B )イ  ( C )ウ
  • ( A )イ  ( B )ウ  ( C )エ
  • ( A )イ  ( B )エ  ( C )ア
  • ( A )エ  ( B )イ  ( C )ア
  • ( A )エ  ( B )ウ  ( C )ア

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:4

A ー エ 野口幽香・・・『二葉幼稚園』の創設
B ー イ 橋詰良一・・・『家なき幼稚園』の創設
C ― ア 土川五郎・・・『律動遊戯』の創作


<補足説明>
ウ 倉橋惣三

倉橋惣三の保育観は、子どもに自発的に活動させ、先生がそれを誘い、促し、助けることが大事である、という『誘導保育』を重視しました。

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02

正解は4です。

ア 土川五郎は大正時代の人物で、幼児音楽に影響をもたらしました。その中でも有名なのが問題文にもある「律動遊戯」と歌詞のある音楽に動作を付けた「表情遊戯」です。

イ 橋詰良一は問題文のとおり、園舎を持たず、野外で行う保育を特徴とした、家なき幼稚園を創設した人物です。

ウ 倉橋惣三は、子どもの「自らの内に育つ力」を大切にした「誘導保育」をフレーベルの思想に基づいて示しました。「日本のフレーベル」とも言われる存在です。

エ 野口幽香は日本の幼児教育者で東京女子師範学校を卒業後、同校附属幼稚園の保母となり、後に二葉幼稚園を創設して、フレーベルの精神を基本とする保育を行いました。

・Aの問題文では倉橋惣三と野口幽香で迷いますが、東京女子師範学校を卒業したのが野口であり、倉橋は東京女子師範学校の講師として勤めたという違いがあります。

参考になった数9

03

正解は4です。

ア  土川五郎
幼児のための遊戯の創作を目指した人物です。

イ  橋詰良一
1922年大阪で「家なき幼稚園」を設立しました。園舎を造らず、大自然の中で子供を遊ばせる露天保育を推奨しました。

ウ  倉橋惣三
東京女子師範学校(現・お茶の水女子大学)の教授兼附属幼稚園の主事を務めました。フレーベル思想に影響を受け、日本の保育や幼児教育を改革していった、「日本のフレーベル」として知られています。

エ  野口幽香
1900年(明治33年)、森島峰と共に貧困層に向けた双葉幼稚園(1916年に双葉保育園に名称変更)を開設。現在の保育園の原型となりました。

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