保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
教育原理 問29

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 教育原理 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」(平成24年7月文部科学省)の一部である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

インクルーシブ教育システムにおいては、( A )学ぶことを追求するとともに、個別の教育的ニーズのある幼児児童生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みを整備することが重要である。小・中学校における通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった、連続性のある「( B )」を用意しておくことが必要である。
  • ( A )同じ場で共に    ( B )多様な学びの場
  • ( A )同じ場で個別に   ( B )多様な学びの場
  • ( A )適切な場で個別に  ( B )多様な学びの場
  • ( A )同じ場で共に    ( B )専門特化した環境
  • ( A )同じ場で個別に   ( B )専門特化した環境

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:1


<補足説明>
(共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進 概要より)


・「共生社会」とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が、積極的に参加・貢献していくことができる社会である。

・「インクルーシブ教育システム」とは、人間の多様性の尊重等の強化、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general education system」から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」が提供される等が必要とされている。

・共生社会の形成に向けて、障害者の権利に関する条約に基づくインクルーシブ教育システムの理念が重要であり、その構築のため、特別支援教育を着実に進めていく必要があると考える。

・インクルーシブ教育システムにおいては、同じ場で共に学ぶことを追求するとともに、個別の教育的ニーズのある幼児児童生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みを整備することが重要である。小・中学校における通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった、連続性のある「多様な学びの場」を用意しておくことが必要である。

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02

正解は1です。

以下が正しい文章になります。

インクルーシブ教育システムにおいては、( A同じ場で共に )学ぶことを追求するとともに、個別の教育的ニーズのある幼児児童生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みを整備することが重要である。小・中学校における通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった、連続性のある「( B多様な学びの場 )」を用意しておくことが必要である。

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03

正解は1です。

インクルーシブ教育とは、障害のある子どもと障害のない子どもが共に学ぶことで共生社会の実現に貢献しようとする考え方です。

設問は「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」の中の「インクルーシブ教育システムの定義」に関する記述の一部です。

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