保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
社会福祉 問80

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会福祉 問80 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、福祉サービスに対する苦情解決制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  児童相談所の児童福祉司は、苦情解決制度の中で、相談に携わることが定められている。
B  苦情解決能力のある第三者委員が、苦情解決の仕組みの中で、苦情申出人とサービス提供者の間に立って助言を行うなどの役割を担うことが定められている。
C  福祉サービスの提供施設においては、苦情受付担当者と苦情解決責任者を置くことが定められている。
D  社会福祉事業の経営者は、常に、その提供する福祉サービスについて、利用者等からの苦情の適切な解決に努めなければならないと定められている。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×  ( D )×
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○  ( D )○
  • ( A )○  ( B )×  ( C )×  ( D )○
  • ( A )×  ( B )○  ( C )○  ( D )○
  • ( A )×  ( B )○  ( C )○  ( D )×

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この過去問の解説 (3件)

01

A  ×
児童福祉司は、児童福祉法にもとづいて都道府県の児童相談所に配属されます。
苦情解決制度によらず、児童および妊産婦の保護・保健などの福祉に関する事項について相談に応じ、必要な指導を行います。

B  ○
記述の通りです。
中立、公正な第三者の関与を組み入れるために第三者委員を設置することが求められています。

C  ○
記述の通りです。
苦情解決責任者である施設長の下に、苦情解決担当者を決め、苦情受付から解決までの手続きを明確化し、その内容や一連の経過と結果について書面での記録を残すなど、苦情に対応するための体制を整備します。

D  ○
記述の通りです。
また、利用者からの苦情は、個別の問題として対応するだけでなく、それを通じて、事業の内容を継続的に見直し、改善し、質の向上を図っていくための材料として捉えることが重要です。

以上のことから、正解は 4 です。

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02

Aの記述は不適切×です。
児童福祉司は、子どもや保護者の相談に乗り、彼らが抱えている問題の解決を手助けする役割を担っています。

Bの記述は適切○です。
苦情解決における客観性と社会性を確保するとともに、苦情申出人に対する適切な支援を行うため、各施設ごとに第三者の立場に立つ第三者委員を設置し、第三者委員実施要領を定めることとなっています。

Cの記述は適切○です。
苦情受付担当者は、受け付けた苦情の内容等を確認し、初期対応と記録等を行います。
苦情解決責任者は、苦情解決の責任主体を明確にするために設けられており、施設長、理事等を苦情解決責任者とします。

Dの記述は適切○です。
苦情へ適切に対応することにより、福祉サービスに対する利用者の満足感を高めることや早急な虐待防止対策が講じられ、利用者個人の権利を擁護するとともに、利用者が福祉サービスを適切に利用する事ができるようになります。

よって正解の適切な組み合わせは4となります。

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03

正解は4です。

A 児童福祉司の役割は、児童や妊産婦の保護・保健など、福祉に関することの相談に応じ、必要な指導を行うことです。

B 適切です。苦情解決において、第三者委員が、苦情解決の仕組みの中で、苦情申出人とサービス提供者の間に立って助言を行うなどの役割を担うことが定められています。

C 適切です。福祉サービスの提供施設においては、苦情受付担当者と苦情解決責任者を置くことが定められています。

D 適切です。会福祉事業の経営者は、常に、その提供する福祉サービスについて、利用者等からの苦情の適切な解決に努めなければならないと定められています。

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