保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
保育の心理学 問91

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 保育の心理学 問91 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、パーテン(Parten, M.B.)による子どもの遊びの分類に関する記述である。A~Dにあてはまる用語を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  他の子どもと一緒に同じ活動に関わる。
B  自分は遊びには参加せずに、仲間が遊んでいる様子を眺めたり、口をだしたりする。
C  他の子どものそばで同じような遊びをしているが、互いに交渉はしない。
D  共通の目的をもって、他の子どもと協力したり役割を分担したりする。

【語群】
ア  協同遊び
イ  傍観遊び
ウ  平行遊び
エ  連合遊び
オ  連携遊び
カ  模倣遊び

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:3

A―エ
B―イ
C―ウ
D―カ


<パーテン(Parten,M.B.)の子どもの遊びの分類>

①ブラブラした行動(何もしていない)…何かで遊ぶでもなく、何もしないで歩き回ったり、部屋の中を見回したりする。

②ひとり遊び…他の子どもたちと関係を持とうとせず、1人で自分だけの遊びに熱中する。

③傍観遊び…他の子どもが遊んでいるのを見て、質問したり、遊びに口出ししたりするが、遊びに加わらない。

④平行遊び(2~3歳から)…他の子どものそばで、同じような遊びをしているが、お互いに干渉したりはしない。

⑤連合遊び(2~3歳から)…他の子どもと一緒に1つの遊びをし、おもちゃの貸し借りがみられるが、分業などはなく、組織化されていない。

⑥協同遊び(3~4歳から)…何かを作るなど、ある一定の目的のために一緒に遊ぶ。役割分担や組織化がなされ、リーダーの役割を取る子どもが現れる。

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02

正解は3です。

A 他の子どもと一緒に同じ活動に関わることを「連合遊び」と言います。よって答えは(エ)になります。

B 自分は遊びには参加せずに、仲間が遊んでいる様子を眺めたり、口をだしたりすることを「傍観遊び」と言います。よって答えは(イ)になります。

C 他の子どものそばで同じような遊びをしているが、互いに交渉はしないことを「平行遊び」と言います。よって答えは(ウ)になります。

D 共通の目的をもって、他の子どもと協力したり役割を分担したりすることを「協同遊び」と言います。

その他の解説です。

カ:模倣遊びとは、人形を寝かしつけたり、積み木やブロックを電車や車に見立てて遊ぶことを言います。

参考になった数7

03

Aの記述にあてはまるのは、エの連合遊びです。

4〜5歳児に多く見られるのが特徴です。

Bの記述にあてはまるのは、イの傍観遊びです。

2〜3歳児に多く見られるのが特徴です。

Cの記述にあてはまるのは、ウの平行遊びです。

2〜3歳児に多く見られるのが特徴です。

Dの記述にあてはまるのは、アの協同遊びです。

5〜6歳児に多く見られるのが特徴です。

よって正解の組み合わせは3となります。

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