保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
保育の心理学 問92
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)後期 保育の心理学 問92 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、異年齢保育についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A きょうだい関係の交流に近い関わりを体験することができる。
B 年上の子どもは、自分の思いを我慢したり、思いやりを示したりすることができる。
C 子どもの技術・体力の差が大きいので、子ども同士のやり取りは成立しない。
D 年上の子どもをモデルに、新しいことに挑戦しようとする子どもの姿がみられる。
A きょうだい関係の交流に近い関わりを体験することができる。
B 年上の子どもは、自分の思いを我慢したり、思いやりを示したりすることができる。
C 子どもの技術・体力の差が大きいので、子ども同士のやり取りは成立しない。
D 年上の子どもをモデルに、新しいことに挑戦しようとする子どもの姿がみられる。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )×
- ( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )○
- ( A )○ ( B )× ( C )× ( D )×
- ( A )× ( B )○ ( C )× ( D )○
- ( A )× ( B )× ( C )○ ( D )×
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この過去問の解説 (3件)
01
A―〇
B―〇
C―×
D―〇
異年齢保育とは、異年齢が同じ活動を行い共に過ごすことです。
異年齢保育は、これからの保育として望ましい形であると言われています。
少子化によって子どもたちが異年齢の子ども同士と関わることが少ない現代では、異年齢保育で多様な仲間関係や自我の発達に良い影響を与え、また子どもたちが相互に教え合い、学び合い、共に育ち合うことが出来ます。
子どもの技術・体力の差は大きいが、年上の子どもたちは年下の子に対して教えることで年上としての自覚を持つことができ、年下の子どもたちは、年上の子にサポートしてもらいできたことの喜びが意欲につながります。
したがって、Cは誤りです。
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02
A 適切です。異年齢保育は年齢の違う子どもが同じ活動を一緒に行い生活をするので、きょうだい関係に近い交流をすることができます。
B 適切です。異年齢の子どもが同じ空間で生活をすることで年上の子は自分の気持を我慢することもありますが同時に思いやりの気持ちを持つこともできます。
C 子どもの体格、技術の差により、交流ができないということはありません。
D 適切です。年上の子と同じ空間で過ごすことにより、年下の子が年上の子に憧れを持ち、新しいことに挑戦しようとする姿が異年齢保育で見ることができます。
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03
Aの記述は○です。適切な記述です。
異年齢の子どもたちが共に過ごす経験は、家庭内の兄弟関係に近い関わりを体験し、その中でそれぞれ年上として、年下として、互いにさまざまな思いを経験し、学ぶことができます。
Bの記述は○です。適切な記述です。
自分が年上だという自覚を持つことで、年下の者に対する思いやりや責任感を経験することができます。
Cの記述は×です。誤った記述です。
技術や体力の差があるからこそ、年下の者は年上のものに対しあこがれや目標を見出したり、年上の者は年下者に対する思いやりをもったりと、さまざまなやり取りを経験することができます。
Dの記述は○です。適切な記述です。
年上の者に対するあこがれから、新しいことに挑戦しようという思いが生まれることもあります。
よって正解の組み合わせは( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )○となります。
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