保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
子どもの保健 問111
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの保健 問111 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 性染色体には、X染色体とY染色体とがある。
B 染色体の組み合わせでジェンダーは決定する。
C 性指向性と性別同一性は必ず一致する。
D ジェンダーの形成には生物学的要因だけでなく、心理社会的な要因が影響する。
A 性染色体には、X染色体とY染色体とがある。
B 染色体の組み合わせでジェンダーは決定する。
C 性指向性と性別同一性は必ず一致する。
D ジェンダーの形成には生物学的要因だけでなく、心理社会的な要因が影響する。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )×
- ( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )×
- ( A )○ ( B )× ( C )× ( D )○
- ( A )× ( B )× ( C )○ ( D )○
- ( A )× ( B )× ( C )× ( D )○
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この過去問の解説 (3件)
01
A―〇
B―×
C―×
D―〇
先天的・身体的・生物学的に個体が具有する性別に対し、「社会的・文化的に形成された性別」をジェンダーといいます。
染色体の組み合わせで『性別』は決定しますが、ジェンダーは決定しないため、Bは誤りです。
性指向性とは、恋愛として好きになる相手の性別、恋愛対象のことを言います。
性別同一性とは、自分自身がどの性別か、同一感を持つかという感覚のことをいいます。
これら2つは必ずしも一致しないため、Cは誤りです。
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02
染色体にはX染色体とY染色体があり、その組み合わせによって性別が決まります。
Bの記述は×です。不適切な記述です。
ジェンダーとは、身体的生物学的な性と違い、社会のなかで共有されている考え方や価値観、社会規範や社会意識などと、それらと関連してつくりだされている社会制度や社会構造における性のありようをいいます。これは染色体の組み合わせで決まる性別とは別のものです。
Cの記述は×です。不適切な記述です。
性指向性は人によってさまざまです。対象が異性に向かう場合を異性愛、同性に向かう場合を同性愛、男女両方に向かう場合を両性愛といいます。
Dの記述は○です。適切な記述です。
ジェンダーの形成には、社会的な要因も影響します。
よって正解の組み合わせは3となります。
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03
A 適切な記述です。
B ジェンダーとは社会的、心理的にみた性別を指すので、染色体の組み合わせでは決定しません。染色体の組み合わせで決定するのは「生物学上」での性別です。
C 性指向性と性別同一性は必ず一致するものではありません。
D 適切です。
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