保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
子どもの保健 問113

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの保健 問113 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、排泄障害に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  排泄障害には、夜尿症、昼間尿失禁、遺糞症などがある。
B  糖尿病、尿路感染症によるものが含まれる。
C  心理社会的な問題によるものが含まれる。
D  長期的な排泄の問題は、子どもの自尊心の低下を招かない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:2

A―〇
B―×
C―〇
D―×


排泄障害には、遺尿症(夜尿症、昼間尿失禁)と遺糞症に分けられます。

■遺尿症(夜尿症、昼間尿失禁)
遺尿症の子供は、おねしょが治らずいつもふとんや衣服を濡らしてしまったり昼間に尿失禁をしてしまったりします。
子供がおねしょをするのはごく一般的なことですが、5歳以上の子供が週に2回以上おねしょをするという行為が3か月以上続いた場合には、排泄障害の可能性があります。

■遺糞症
遺糞症の子供は、トイレ以外の場所で排便をしたり、不意に排便をしたりします。

排泄障害の治療は、精神療法や行動療法、薬物療法などによって行われます。排尿障害を持つ子供が排尿や排便に失敗した際、家族が厳しく注意をするとそれがストレスとなってその症状をさらに悪化させてしまうことがあります。
また、長期的な排泄問題は子供の自尊心の低下を招きかねません。

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02

正解は2です。

A 適切です。

B 排泄障害は先天的な身体状態、心理的な問題により起こるものであり、糖尿病、尿路感染症によるものは含まれません。

C 適切です。

D 長期的な排泄の問題は、子どもの自尊心の低下を招く可能性があるので、無理に自立させようとしないなどの配慮をする必要があります。

参考になった数5

03

Aの記述は○です。適切な記述です。
排泄障害とは、尿、便の貯留や排泄に問題があることを指します。記述の全てが排泄障害にあてはまります。

Bの記述は×です。不適切な記述です。
糖尿病や尿路感染症は、排泄障害とは別の疾患です。

Cの記述は○です。適切な記述です。
心理社会的なストレス等から排泄障害の原因となることがあります。

Dの記述は×です。不適切な記述です。
排泄障害が続くことで、子ども自身の自尊心をの低下を招いてしまうことがあります。

よって正解の組み合わせは2となります。

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