保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
子どもの保健 問117

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの保健 問117 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、生理機能の発達と保健に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A  子どもは、低年齢なほど新陳代謝が盛んで運動も活発であるので、脈拍数や呼吸数は多く、体温は高めであり、尿量は多い。
B  循環機能すなわち血液の流れ方は、出生を境に胎児循環から成人型循環へ移行する。
C  胎児は、胎盤を通して酸素を吸収するが、新生児になると肺呼吸を開始する。
D  脳幹は、生命の維持に必要な心拍、呼吸、体温調節などの機能を担っており、出生時にほぼ完成している。
E  大脳新皮質は、人間を特色づける知性の中枢であり、出生時にほぼ完成している。
  • A  B  E
  • A  C  D
  • A  C  E
  • B  C  D
  • B  D  E

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:4

A、Eは誤りです。


A 子どもは、低年齢なほどおしっこを溜める膀胱の機能や大きさが未発達のため尿量は少なく、回数が多くなります。

E 大脳新皮質の形は胎児のときに出来上がっていますが、出生後から成長発達していきます。

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02

Aの記述は×です。不適切な記述です。
尿量に関しては、小児は膀胱の機能が未発達なので、尿量は少なく回数が多い傾向があります。

Bの記述は○です。適切な記述です。
胎児期は、胎児期特有の血液の流れ方をしています。出生を期に成人型循環に移行します。

Cの記述は○です。適切な記述です。
胎児は出生を期に肺呼吸に移行します。出生時に産声をあげることは、肺呼吸に切り替わる大切なタイミングです。

Dの記述は○です。適切な記述です。
脳幹は多種多様な神経核から構成されており、この部分に多数の生命維持機能を含んでいます。この機能は出生時にはほぼ完成しています。

Eの記述は×です。不適切な記述です。
大脳新皮質は、言語や微細運動、そして思考などを司ります。人間ならではの機能がたくさん詰まった部分で、成長に伴い18歳くらいまでの時間をかけて育ちます。


よって正解の組み合わせは4となります。

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03

正解は4です。

A 子どもは、低年齢なほど、尿をを溜める膀胱の機能や大きさが未発達のため1回の尿量は少なく、その分回数が多くなります。また脈拍数や呼吸数は幼児に比べ、乳児の方が多いです。

B 適切です。

C 適切です。

D 適切です。

E 大脳新皮質の形は胎児のときに出来上がりますが、出生した後、成長し発達していきます。

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