保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
子どもの食と栄養 問136
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの食と栄養 問136 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16年:厚生労働省)の3歳以上児の食育のねらい及び内容に関する記述である。次の【I群】の項目と【II群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【I群】
A 食と健康
B 食と人間関係
C 食と文化
D いのちの育ちと食
E 料理と食
【II群】
ア 地域の産物を生かした料理を味わい、郷土への親しみを持つ。
イ 慣れない食べものや嫌いな食べものにも挑戦する。
ウ 身近な大人の調理を見る。
エ 身近な大人や友達とともに、食事をする喜びを味わう。
オ 身近な動植物に関心を持つ。
【I群】
A 食と健康
B 食と人間関係
C 食と文化
D いのちの育ちと食
E 料理と食
【II群】
ア 地域の産物を生かした料理を味わい、郷土への親しみを持つ。
イ 慣れない食べものや嫌いな食べものにも挑戦する。
ウ 身近な大人の調理を見る。
エ 身近な大人や友達とともに、食事をする喜びを味わう。
オ 身近な動植物に関心を持つ。
- ( A )ア ( B )イ ( C )ウ ( D )エ ( E )オ
- ( A )イ ( B )ウ ( C )エ ( D )オ ( E )ア
- ( A )イ ( B )エ ( C )ア ( D )オ ( E )ウ
- ( A )エ ( B )オ ( C )ア ( D )イ ( E )ウ
- ( A )オ ( B )ア ( C )イ ( D )ウ ( E )エ
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この過去問の解説 (3件)
01
A―イ
B―エ
C―ア
D―オ
E―ウ
『楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~』(平成16年:厚生労働省)の3歳以上児の食育のねらいは以下の通りです。
「食と健康」
①できるだけ多くの種類の食べ物や料理を味わう。
②自分の体に必要な食品 の種類や働きに気づき、栄養バランスを考慮した食事をとろうとする。
③健康、安全など食生活 に必要な基本的な習慣や態度を身につける。
「食と人間関係」
①自分で食事ができること、身近な人と一緒に食べる楽しさを味わう。
②様々な人々との会食を通して、愛情や信頼感を 持つ。
③食事に必要な基本的な 習慣や態度を身につける。
「食と文化」
①いろいろな料理に出会い、発見を楽しんだり、考えたりし、様々な文化に気づく。
②地域で培われた食文化を体験し、郷土への関心を持つ。
③食習慣、マナーを身につける。
「いのちの育ちと食」
①自然の恵みと働くことの大切さを知り、感謝の気 持ちを持って食事を味わう。
②栽培、飼育、食事などを通して、身近な存在に親しみを持ち、すべてのいのちを大切にする心を持つ。
③身近な自然にかかわり、世話をしたりする中で、料理との関係を考え、食材に対する感覚を豊かにする。
「料理と食」
①身近な食材を使って、調理を楽しむ。
②食事の準備から後片付 けまでの食事づくりに自 らかかわり、味や盛りつ けなどを考えたり、それを生活に取り入れようとする。
③食事にふさわしい環境を考えて、ゆとりある落ち着いた雰囲気で食事 をする。
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02
「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」によると
「食と健康」
①できるだけ多くの種類の食べ物や料理を味わう。
②自分の体に必要な食品 の種類や働きに気づき、栄養バランスを考慮した食事をとろうとする。
③健康、安全など食生活 に必要な基本的な習慣や態度を身につける。
「食と人間関係」
①自分で食事ができること、身近な人と一緒に食べる楽しさを味わう。
②様々な人々との会食を通して、愛情や信頼感を 持つ。
③食事に必要な基本的な 習慣や態度を身につける。
「いのちの育ちと食」
①自然の恵みと働くことの大切さを知り、感謝の気 持ちを持って食事を味わう。
②栽培、飼育、食事などを通して、身近な存在に親しみを持ち、すべてのいのちを大切にする心を持つ。
③身近な自然にかかわり、世話をしたりする中で、料理との関係を考え、食材に対する感覚を豊かにする。
「料理と食」
①身近な食材を使って、調理を楽しむ。
②食事の準備から後片付 けまでの食事づくりに自 らかかわり、味や盛りつ けなどを考えたり、それを生活に取り入れようとする。
③食事にふさわしい環境を考えて、ゆとりある落ち着いた雰囲気で食事 をする。
となっています。よってこの問題の答えは
Aーイ
Bーエ
C―ア
D―オ
E―ウ
となります。
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03
この指針は、1日の大半を過ごす保育所での、食育の取り組みを定めたものです。Aから順に説明します。
A 「食と健康」=イ
3歳を過ぎると身体活動はどんどん活発になり、必要な栄養も増えます。慣れない・嫌いな食べ物にも自ら挑戦出来るように、食の内容や食事環境を工夫しながら、一緒に、「食べられたね」「美味しかったね」の体験をしていきます。
B 「食と人間関係」=エ
食を通して、身近な大人や子どもとの信頼関係を築きます。美味しいを共感すること、その場の雰囲気を楽しめること、集団での食習慣を守ることでお互いに気持ちよく楽しい食事に繋がることを体験します。
C 「食と文化」=ア
自分の口に入るものは、一体どこからきたのだろう、と興味を持ち始めると、産地や食文化へと興味の幅は広がります。知る事はよりその対象を好きになることに繋がりますので、旬の食べ物や、お祝いごとなど、興味を持てるような環境作りを大切にします。
D「いのちの育ちと食」=オ
普段食べているお野菜は、始めは小さな種だった事、お野菜もお肉も、みんな命をもって生まれたことを一緒に実感していきます。みんな大きくなって、食べ物になって、今目の前にご飯として食べられるのを待っていることを知ると、自然と感謝の気持ちも芽生えます。
E「料理と食」=ウ
美味しいご飯の作られる過程を知ると、自分でも作ってみたくなります。自分で作ったもの、誰かと一緒に作ったものは、また違った喜びと美味しさを感じるものです。そのような体験を通して、食事作りや素材への興味・関心を育てます。
よって、正解は3となります。
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