保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
保育実習理論 問157
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)後期 保育実習理論 問157 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
保育士を目指している大学生Yさんは、医療型障害児入所施設への実習を控えています。実習にあたり、実習施設の概要や役割・機能、利用者などについて調べることにしました。
【設問】
次の実習準備に関する記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
【事例】
保育士を目指している大学生Yさんは、医療型障害児入所施設への実習を控えています。実習にあたり、実習施設の概要や役割・機能、利用者などについて調べることにしました。
【設問】
次の実習準備に関する記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
- 入所している児童のほとんどは、身体障害のない軽度の知的障害の児童であることから、ゴム風船でバレーボールをするレクリエーションの準備をした。
- 入所している児童のほとんどは、虐待を受けて心身にダメージを受けていることから、被虐待児の心理・行動面の特徴について調べた。
- 入所している児童のほとんどは、非行による補導歴等があるため、非行の背景と、そうした児童への対応方法について調べた。
- 日常的な医療的ケアが必要な児童でも可能な、音楽に合わせて体を動かすレクリエーションの準備をした。
- 入所期間が3年間と定められていることから、退所に向けた自立支援の取り組みとその後に利用できる施設について調べた。
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この過去問の解説 (4件)
01
1は「知的障害児施設」です。
2は「児童養護施設」です。
3は「児童自立支援施設」です。
4は「医療型障害児入所施設」です。
「医療型障害児入所施設」とは保護、日常生活の指導、自活に必要な知識技能の付与及び治療を行うことが必要と認められた「自閉症児」「肢体不自由児」「重症心身障害児」が対象の施設です。
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02
正解は、4です。
1から順に説明します。
1 不適切です。
医療型の障害児入所施設に入所している児童のほとんどは、重度の心身障害児です。身体障害の無い軽度の知的障害児の場合は、障害の程度により福祉型の障害児施設の通所、もしくは入所となります。
2 不適切です。
説明文は、児童養護施設の入所児童を指しています。
3 不適切です。
説明文は、児童自立支援施設の入所児童を指しています。
4 適切です。
施設内では、治療・看護の他にレクリエーションも行います。入所児童の心身の機能に合わせた活動は、児童の心を癒やし、気分転換にもなり得るので適切です。
5 不適切です。
医療型障害児入所施設の入所期間は3年間と定めてはいません。児童福祉法を根拠法としているので、満18歳に満たない者を対象としています。退所年齢となってもその福祉を損なう恐れのある場合は、満20歳になるまで入所期間は延長可能としています。
よって、正解は4となります。
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03
1 入所している児童が「身体障害」を抱えていないとは限らないので、ここでは不適切な回答です。
2 入所している児童のほとんどは、虐待を受けているとは限らないので、ここでは不適切な回答です。
3 入所している児童のほとんどは、非行による補導歴等があるかはここではわかりません。よって不適切な回答と言えます。
4 適切です。
5 医療型障害児入所施設には決まった入所期間はありません。
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04
1は「知的障害児施設」です。
2は「児童養護施設」です。
3は「児童自立支援施設」です。
「医療型障害児入所施設」とは保護、日常生活の指導、自活に必要な知識技能の付与及び治療を行うことが必要と認められた「自閉症児」「肢体不自由児」「重症心身障害児」が対象の施設です。
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