保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
保育原理 問17
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)前期 保育原理 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
次の保育所での0歳児クラス(9月)の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Nちゃん(10か月)は活発で、ハイハイやつたい歩きであちこちへ行きたがる。あるとき、転んだはずみにすり傷を負った。担当保育士はNちゃんの保護者にお詫びを伝えたところ、Nちゃんの保護者は、これ以上Nちゃんにけがをさせないよう、保育士のそばにおき、目を離さないことを強く求めてきた。
【設問】
その後の対応として、「保育所保育指針」第5章「健康及び安全」、第6章「保護者に対する支援」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 保護者の意向に沿って、Nちゃんがやりたいことであっても、けがにつながりそうなことは一切させないと担当保育士が保護者に伝える。
B 担当保育士が、保護者から家庭での様子を聞いて保護者の思いを十分に受け止める。
C 保育室の環境の見直しや改善を行っていくことについて保育士間で話し合う。
D 保護者会などで、子どもの発達特性と保育所で起こりやすいけがとの関わりについて施設長が伝える。
【事例】
Nちゃん(10か月)は活発で、ハイハイやつたい歩きであちこちへ行きたがる。あるとき、転んだはずみにすり傷を負った。担当保育士はNちゃんの保護者にお詫びを伝えたところ、Nちゃんの保護者は、これ以上Nちゃんにけがをさせないよう、保育士のそばにおき、目を離さないことを強く求めてきた。
【設問】
その後の対応として、「保育所保育指針」第5章「健康及び安全」、第6章「保護者に対する支援」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 保護者の意向に沿って、Nちゃんがやりたいことであっても、けがにつながりそうなことは一切させないと担当保育士が保護者に伝える。
B 担当保育士が、保護者から家庭での様子を聞いて保護者の思いを十分に受け止める。
C 保育室の環境の見直しや改善を行っていくことについて保育士間で話し合う。
D 保護者会などで、子どもの発達特性と保育所で起こりやすいけがとの関わりについて施設長が伝える。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )×
- ( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )○
- ( A )○ ( B )× ( C )○ ( D )×
- ( A )× ( B )○ ( C )○ ( D )○
- ( A )× ( B )○ ( C )○ ( D )×
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この過去問の解説 (4件)
01
平成30年に保育所保育指針が改定されています。
平成20年の“第5章「健康及び安全」、第6章「保護者に対する支援」”は、
平成30年“第3章「健康及び安全」、第4章「子育て支援」”に変更となりました。内容が大きく変更されています。
A × 不適切です。
保護者の不安な気持ちを受け止めることは大切ですが、やりたいことであっても、けがにつながりそうなことは一切させない、ということはNちゃんの発達過程において不適切といえます。
周りの人や物に興味を示し、探索活動が活発な時期ですので、事故防止に努めながら活動しやすい環境を整えることが大切です。
B 〇 適切です。
日ごろから、担当保育士が、保護者から家庭での様子を聞いて保護者の思いを十分に受け止めることが大切です。
C 〇 適切です。
保育室の環境の見直しや改善を行っていくことについて保育士間で話し合います。
D 〇 適切です。
保護者会などで、子どもの発達特性と保育所で起こりやすいけがとの関わりについて施設長が伝えます。
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02
設問の内容は、改訂版(平成30年)の「第3章健康及び安全」と、「第4章子育て支援」にあります。改訂版と合わせてみていきます。
A ×
保育士の本分は、子どもの内側から出てくるエネルギーを打ち消す事ではありません。子どもの「やりたい!」を受け止め、どうしたら安全に行えるかを実践します。その際、大切なのは、事前に保護者との相互理解をしておくことです。
B・C・D ○
保護者との相互理解の具体的な内容となっています。
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03
Aは×、保護者の意向を聞きながらもNちゃんのやりたいことや思いも大切にすることが重要です。保護者と相談し、怪我をしないよう見守りながら保育をします。
Bは○です。
Cは○です。
Dは○です。
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04
A 保護者の意向を受け止めつつNちゃんの”やりたい”という気持ちも大切にし、それを保護者に伝え相談することが大切です。
B 適切です。保護者から家庭での子どもの様子を聞いたり、意向を聞くなど情報をお互いに共有することが大切です。
C 適切です。保育環境の中に危険が箇所がないかなど、保育者同士話し合い、共有し改善していくことが大切です。
D 適切です。保育所のような集団生活の中では怪我などのトラブルを完全に避けることは難しい部分があります。保護者会などで、子どもの発達特性と保育所で起こりやすいけがとの関わりについて施設長が伝えることも必要です。
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