保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
社会的養護 問35

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)前期 社会的養護 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、自立援助ホームに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A  自立援助ホームは、「児童自立生活援助事業」として第1種社会福祉事業に位置付けられる。

B  自立援助ホームへの入所は児童相談所の措置により実施されるため、本児の費用負担はない。

C  自立を支援する第一は「枠のある生活」とも言うべき施設の規則を遵守させ、次に心の安心感と生活の安定につながる環境の保障を位置づけている。

D  自立援助ホームのスタッフは、利用者と一緒に仕事を探し、採用されるように履歴書の書き方、面接の練習などの支援も行い、採用後は就労を継続できるように支援することが重要である。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解5

A ×
自立援助ホームは第2種社会福祉事業のため誤りです。

B ×
自立援助ホームへの入所は希望者が児童相談所に利用申込みをします。また基本的に無償ではありません。ですので、「児童相談所の措置で」という記述が誤りです。

C ×
自立を支援する第一は施設の規則を遵守することではないため誤りです。

D ○
記載の通り、スタッフは利用者の自立支援として、一緒に仕事を探しや履歴書の書き方指導、面接の練習などをサポートします。また採用後も就労の継続ができるように支援します。

よって、正解は5になります。

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02

正解は5です。

「自立援助ホーム」とは、義務教育後の15歳から20歳までの青少年達が、なんらかの理由で家庭にいられなくなり、働かざるを得なくなったときに、暮らしの場を与える施設です。

A × 不適切です。
自立援助ホームは「第1種」ではなく、「児童自立生活援助事業」として第2種社会福祉事業に位置付けられています。

B × 不適切です。
自立援助ホームは児童自立生活支援事業が運営しています。入所は児童相談所の措置ではなく、利用者申し込みによります。

費用負担については、負担能力に応じて決定されますので、全員が負担がないということはありません。

C × 不適切です。
「枠のある生活」は、「児童自立支援施設」についてです。

自立援助ホームにおいて心の安心感と生活の安定につながる環境の保障は大切ですが、施設の規則を遵守させることを第一とすることは不適切です。

D 〇 適切です。
自立援助ホームのスタッフは、利用者と一緒に仕事を探し、採用されるように履歴書の書き方、面接の練習などの支援も行い、採用後は就労を継続できるように支援することが重要です。

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03

正解は5です。

A 第1種社会福祉事業とは、利用者の保護を目的に運営している事業のことを言います。それに対し第2種社会福祉事業とは、利用者の在宅生活を支えることを目的としている事業のことを言います。「自立援助ホーム」は「児童福祉法第33条の6「児童自立生活援助事業」として第2種社会福祉事業に位置づけられています。

B 自立援助ホームへの入所は希望者が児童相談所に利用申込みをし決定します。そのため、児童相談所の措置ではなく、費用の負担も個人の負担能力に応じて決定されます。

C 自立を支援する第一は「枠のある生活」とも言うべき施設の規則を遵守させることではなく、心の安心感と生活の安定につながる環境の保障です。

D 適切です。

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04

正解 5

A × 自立援助ホームは第1種社会福祉事業ではなく、第2種社会福祉事業に位置付けられています。

B × 自立援助ホームへの入所は児童相談所の措置ではなく希望者が児童相談所に利用申込みをします。また基本的に無償ではありません。

C × 自立を支援する第一は施設の規則を遵守する事ではありません。

D ○ 記載の通り、スタッフは利用者の自立支援として、一緒に仕事を探しや履歴書の書き方指導、面接の練習などをサポートします。また採用後も就労の継続ができるように支援します。

以上の組合せより、正解は5になります。

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