保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
社会的養護 問40
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)前期 社会的養護 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、社会的養護にかかわる施設等の運営管理に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 国が定めた「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」に基づき、都道府県は児童福祉施設の設備及び運営について、条例で基準を定めなければならない。
B 児童養護施設、乳児院、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設には、養育・支援の内容に関する指針があるが、里親とファミリーホームについてはそれぞれの独自性を尊重する観点から指針は設けられていない。
C 施設長は、経営や業務の効率化と改善に向けた取り組みに十分な指導力を発揮することが求められている。
A 国が定めた「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」に基づき、都道府県は児童福祉施設の設備及び運営について、条例で基準を定めなければならない。
B 児童養護施設、乳児院、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設には、養育・支援の内容に関する指針があるが、里親とファミリーホームについてはそれぞれの独自性を尊重する観点から指針は設けられていない。
C 施設長は、経営や業務の効率化と改善に向けた取り組みに十分な指導力を発揮することが求められている。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○
- ( A )○ ( B )○ ( C )×
- ( A )○ ( B )× ( C )○
- ( A )× ( B )○ ( C )○
- ( A )× ( B )× ( C )×
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この過去問の解説 (4件)
01
A○
「児童福祉法」第45条第1項・第2項によると、都道府県は、国(厚生労働省)が定めた「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」に基づいて、児童福祉施設の設備および運営について条例で基準を定めなければならないとされています。よって、正しい記述です。
B×
社会的養護における養育・支援の内容に関する指針として、「里親及びファミリーホーム運営指針」が定められています。よって、「里親とファミリーホームについてはそれぞれの独自性を尊重する観点から指針は設けられていない。」という記述は誤りです。
C○
「児童養護施設運営指針」p25によると、施設長は、経営や業務の効率化と改善に向けた取り組みに十分な指導力を発揮することが求められています。よって、正しい記述です。
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02
A・C 適切です。
「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」は、全ての児童福祉施設の基準を、共通項と施設別とに分けて定めています。そして「児童福祉法」の第45条では、都道府県は、これに基づき条例を定めることと明記されています。
施設長に関しては、「児童養護施設運営指針」の8施設の運営の(3)施設長の責任とリーダーシップに記載されています。又、「児童養護施設運営ハンドブック」にも同様の記載となっています。
B 不適切です。
里親とファミリーホームは、「里親及びファミリーホーム養育指針」として厚生労働省より定められています。ファミリーホームは「小さな施設」ではなく、里親と同様の家庭的養護を担う場所となるので、同等の内容となります。
社会的養護の必要な子ども達を養育していく事は、施設も、里親・ファミリーホームも、根本は同じです。子ども達の生活の場所となり、帰る場所であり、自分を認めてくれる場所であります。それぞれに理念や指針は必要となりますので、里親・ファミリーホームに関しても指針は存在します。
よって、正解は3となります。
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03
A 〇 適切です。
国が定めた「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」に基づき、都道府県は児童福祉施設の設備及び運営について、条例で基準を定めて事業を展開することになっています。
B × 不適切です。
「独自性を尊重する観点から指針は設けられていない」ではなく、里親とファミリーホームについても「里親及びファミリーホーム養育指針」が定められています。
C 〇 適切です。
施設長は、経営や業務の効率化と改善に向けた取り組みに十分な指導力を発揮することが求められています。
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04
B)里親及びファミリーホーム養育指針が厚生労働省より定められています。
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